セコム9 ページ9
A「いやさ、あっちが悪いよ。
厄除の面を『可笑しな面』とか言うしさ、
しつこく話しかけてくるしさ。
しょうがないじゃん。
うん、義勇様なら許してくれるよ」
水浩「……まあ、会議の内容さえ覚えとけばなんとかなるだろ」
A「それはちゃんと覚えてるから大丈夫」
水浩が呆れた顔で私を見た。
最後はぼろが出てしまったけど、
会議の内容はしっかり覚えているから大丈夫だ。
このまま一度屋敷に戻り、
会議の内容をまとめておこう。
水浩「冨岡様は明日には戻られる。
夕飯は、変わらず鮭大根だそうだ」
A「義勇様って本当に鮭大根が好きだよね」
義勇様は飽きないのかな?
まあ、私は義勇様が喜んでくれるなら、
なんでも作って帰りを待つけれど。
_______________
冨岡「昨日は助かった」
A「いえ、何かあればいつでもお申し付け下さい」
柱合会議の次の日に義勇様はお帰りになられた。
義勇様に会うだけで、
柱といて感じた不快感が払拭される。
嗚呼、鮭大根を見て笑みを零す義勇様……素敵。
冨岡「柱の奴らと何か話したか」
A「んぐっ…………」
義勇様の言葉に大根を喉に詰まらせる。
頭の中に横切るのは、あの発言と柱の顔。
冨岡「何かあったのか」
A「い、いえ!」
私は咄嗟にそう言った。
内心、冷や汗だらだらである。
冨岡「……俺は柱の奴らと上手くいけてないから、
何か嫌な思いをさせたのなら謝る」
A「嫌な思いだなんてそんな……!
義勇様に頼み事をされること事態が嬉しいですから!」
私はそう言って、義勇様の顔を見た。
義勇様が悲しそうな顔をしている……おのれ、柱。
許さんぞ、お前ら。
というか、あんな野蛮な奴らは義勇様に釣り合わない。
義勇様は誠実で美しい人なのだから。
冨岡「……俺にそんなことを言うのはお前くらいだな」
義勇様はそう言って、微かに口角をあげていた。
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ただの鬼滅ばか - 容姿をもう少し詳しく教えて欲しいです、例えば何色の髪や隊服のいじりなど(長くてすいません)(。-_-。) (2020年1月10日 17時) (レス) id: bb28f730c6 (このIDを非表示/違反報告)
らい - と、思ったら違いました!よんだでいったらわかりました(汗) (2019年11月24日 23時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 面白いですね!ちょっとねずこ襲ったのはおどろいたけど。そこらへん、義ゆうさんのことちゃんと信じてなかったのかな…とかw (2019年11月24日 23時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
涼野柚希(プロフ) - ぎゆーさんの不器用な(?)優しさですかね!“(´;ω;`)”もう好き (2019年11月18日 0時) (レス) id: f110a7e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 護りたい存在(まだ未熟で一人前ではないお前に、責任を負わすことは出来ない)からと思います。 (2019年11月18日 0時) (レス) id: b6f6cd0928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年9月24日 20時