【鬼滅の刃】水柱の継子がセコムすぎる

セコム７ ページ7

煉獄「よもや！君が冨岡の継子かな？

今日はよろしく頼むよ！」





大きな声が聞こえ、私は声のしたほうを見る。


あれは……炎柱の煉獄杏寿郎か。



私は返事はせずに、低く頭を下げた。





不死川「ちょっと待てよ、代理人」




A「……なんでしょう」





不機嫌そうな声が聞こえ、私は顔を上げた。



大体突っかかってくるのは、不死川実弥と聞いている。


多分、そうだろう。





不死川「その可笑しな面を付けて、お館様と会うつもりか？


無礼だ。今すぐ取りやがれ」




A「……」





風柱はそう言って、私をギロリと睨んだ。




私が付けているのは、左近次様特性の厄除の面。


幼い頃に作って貰ったものだ。

勿論、最終選別にも付けていった。




……それを『可笑しな面』だと？


今すぐ此処で殺してやろうか、この男。





A「……」





私が静かに柄に手をかけようとしたその時、





お館様「いいんだよ、実弥」




A「っ」





その時、穏やかな声が響いた。




……しまった、頭に血が昇ってしまった。


此処で柱を斬ったとなれば、義勇様の顔に泥を塗ってしまう。



私は手元を下げ、柱より斜め後ろに座って頭を下げた。





お館様「そんなに下がらなくてもいいだろう。

もう少し前へおいで、義勇の継子よ」




A「……はい」





私はそう言われ、一歩前へ出た。


それでも、柱よりはやや後ろである。





お館様「その狐面を見るのは久しぶりだね。


今日はよろしく頼むよ、A」




A「……いえ、こちらこそ」





なんと返していいかわからず、私はそう言った。



そろそろ敬語のぼろが出そうで怖い。

もう議会の内容に集中しよう。




私はそう思い、会議の内容に耳を傾けたのだった。

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