【鬼滅の刃】水柱の継子がセコムすぎる

セコム４３ ページ43

悲鳴嶼「嗚呼……なんというみすぼらしい子供だ。

可哀想に。生まれてきたこと自体が可哀想だ」




A「！」





岩柱が数珠をこすりながらそう言い放った。


その言葉に私はカチンときて、岩柱を睨む。

炭治郎様になんてことを言うんだ。





悲鳴嶼「殺してやろう」




煉獄「うむ」




宇髄「そうだな、派手にな」





三人はそう言うと、炭治郎様を見下ろした。



炭治郎様はそんな三人を一瞬だけ見ると、

すぐさま視線をうろうろと彷徨わせる。


まるで、誰かを探すかのように。





伊黒「そんなことより、冨岡とその継子はどうするのかね」




A「！」





その時、蛇柱が木の上でそう言い放った。


え、いや、なんで木の上？

地面に立つことができないのか？





伊黒「拘束もしてない様に俺は頭痛がしてくるんだが。


胡蝶めの話によると、隊律違反をしたのは冨岡も同じだろう。

どう処分する、どう責任を取らせる、どんな目に合わせてやろうか」





蛇柱は私達を蔑むかのような瞳で見る。



ねちっこい男だな、おい。


ていうか、なんで柱ごときが処罰を決めようとしてんだ。

立場弁えろや、根暗モヤシめ。





A「拘束だなんてご冗談を。


それに、義勇様の名前を軽々しく口にしないで下さい。

穢れてしまうではありませんか。



今すぐ木から振り落としてもいいんだぞ、モヤシが」




伊黒「……ムカつく減らず口だな」





蛇柱がこめかみをひくつかせながらそう言い放つ。



あんま舐めてっと下から木を揺するからな。





胡蝶「まあいいじゃないですか、大人しくついてきてくれましたし。

処罰は後で考えましょう。


それよりも私は、坊やのほうから話を聞きたいですよ」





蟲柱は口元に弧を描きながらそう言った。

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