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セコム4 ページ4

A「義勇様、もう行かれるのですか?」




冨岡「嗚呼」





早朝、朝餉の支度をしていると、

義勇様が慌ただしく準備をしていた。



ちなみに、羽織はちゃんと乾いている。




だが、こんなに朝早くから任務だなんて……。





A「今日は柱合会議と申していたではありませんか」





私は義勇様にそう言った。



昨夜、「明日は柱合会議がある」と言っていたのだ。


会議はお昼前だし、

今から任務では間に合わないだろう。





冨岡「お館様から至急で任務が任された。


だから、Aが会議に出てくれないか」




A「え」





私は義勇様の言葉に驚いて固まる。



柱合会議に私が出席……?


え、いやそれは嫌です。





A「義勇様、私が柱相手に上手く立ち回れると思いで?」





私は義勇様にそう言った。



合同任務なのに単独行動をし、

その後に鬼を一人で全滅させどれだけ周りから怒られたことか。


鬼を倒したのだからいいではないか、

と内心思っているのは内緒だ。





冨岡「敬語で相槌を打っていれば大丈夫だろう。


会議の内容さえ覚えていればそれでいい。

鎹鴉を通して、手紙で俺に伝えてくれ」




A「尊敬していない人に敬語は難しいですね」




冨岡「……」





私がうーんと唸ると、義勇様は真顔で私を見つめた。




義勇様の頼みと嫌だという気持ちを天秤にかけても、

義勇様の頼みを断ることなんてできないけれど……。





A「……義勇様の代理として、精一杯頑張らせて頂きます」




冨岡「嗚呼、頼んだ」





義勇様はそう言うと、玄関へと向かった。


私もそれに着いていき、

軽食用のおにぎりを義勇様に手渡す。





A「いってらっしゃいませ」




冨岡「……嗚呼」





私は義勇様の背中を見送った。

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ただの鬼滅ばか - 容姿をもう少し詳しく教えて欲しいです、例えば何色の髪や隊服のいじりなど(長くてすいません)(。-_-。) (2020年1月10日 17時) (レス) id: bb28f730c6 (このIDを非表示/違反報告)
らい - と、思ったら違いました!よんだでいったらわかりました(汗) (2019年11月24日 23時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 面白いですね!ちょっとねずこ襲ったのはおどろいたけど。そこらへん、義ゆうさんのことちゃんと信じてなかったのかな…とかw (2019年11月24日 23時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
涼野柚希(プロフ) - ぎゆーさんの不器用な(?)優しさですかね!“(´;ω;`)”もう好き (2019年11月18日 0時) (レス) id: f110a7e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 護りたい存在(まだ未熟で一人前ではないお前に、責任を負わすことは出来ない)からと思います。 (2019年11月18日 0時) (レス) id: b6f6cd0928 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年9月24日 20時

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