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セコム25 ページ25

お館様「やはり、もう仲良くなったようだね」





義勇様に頭を撫でられ、

猫のように喉を鳴らしているとお館様がそう言った。



だから、仲良く無いってば。




お館様は「安心したよ」と言って、笑みを浮かべる。


私はそれに目もくれず、義勇様を見つめていた。





お館様「では、会議はもう終わり。

みんな、今日は集まってくれてありがとう」





お館様の言葉に、柱が返事をする。



私は義勇様の横顔を見つめた。





冨岡「A、どうした?

お館様はお下がりになったから、今日はもう帰るぞ」




A「それなら早く帰りましょう!

稽古をつけてくれると約束したではありませんか!」





義勇様に見惚れていたせいで、

お館様の退出に全く気が付かなかったのは口にしない。



私の言葉に「そうだな」と義勇様は笑みを浮かべて告げた。





胡蝶「冨岡さん、そして継子さん、

よければ最初に揉めていた理由を教えて頂けないでしょうか?」




A「揉めていた……?」




冨岡「あ……」





蟲柱の言葉に私は首を傾げる。


はて、何かあっただろうか。



義勇様に聞いてみるが、

口を結んで私から視線を逸らす。





A「あ」




冨岡「っ」





私はやっと思い出した……義勇様の言葉を。




私は義勇様のほうへ向き直る。


そして、義勇様をキッと睨みつけた。





A「……三日間、私はご飯を作りません!!」




冨岡「そんな……!!」





私はそう言うと、

驚愕した表情を浮かべる義勇様を置いてその場から去る。





不死川「……尻に敷かれてるなァ」




甘露寺「でも、冨岡さんの表情が豊かで素敵でしたよね!」





柱がそんなことを言っているとはつゆ知らず、

私は許しを乞う義勇様をあしらいながら帰った。




その日、日が変わるまで私に謝り、

頭を撫でてくれたので次の日の朝餉はちゃんと作った。

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ただの鬼滅ばか - 容姿をもう少し詳しく教えて欲しいです、例えば何色の髪や隊服のいじりなど(長くてすいません)(。-_-。) (2020年1月10日 17時) (レス) id: bb28f730c6 (このIDを非表示/違反報告)
らい - と、思ったら違いました!よんだでいったらわかりました(汗) (2019年11月24日 23時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 面白いですね!ちょっとねずこ襲ったのはおどろいたけど。そこらへん、義ゆうさんのことちゃんと信じてなかったのかな…とかw (2019年11月24日 23時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
涼野柚希(プロフ) - ぎゆーさんの不器用な(?)優しさですかね!“(´;ω;`)”もう好き (2019年11月18日 0時) (レス) id: f110a7e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 護りたい存在(まだ未熟で一人前ではないお前に、責任を負わすことは出来ない)からと思います。 (2019年11月18日 0時) (レス) id: b6f6cd0928 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年9月24日 20時

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