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セコム21 ページ21

A「絶対に嫌ですぅぅぅぅぅっ!!!」




冨岡「そういうわけにもいかないんだ」




A「絶対許しませんから!白米と漬物のみの食事にしますよ!?」




冨岡「それはやめてくれ」





私は義勇様に担がれながら騒いだ。




私は義勇様に縄で縛られた。


必死に足止めしようとしたが、

義勇様が私を担いだことによってそれも無駄に。



義勇様って本当に足が速いな、

なんて思っている内に産屋敷に着いてしまった。





冨岡「すぐに終わるから許してくれ」




A「嫌です。今すぐ下ろしてください!

下ろさないと、暫く屋敷に戻りませんからね!」




冨岡「……そんな」





義勇様はしょんもりした顔をする。



そんな顔をしても駄目です。

暫く左近次様のところに家出してやる。





A「義勇様に担がれていることも嫌なんです!

義勇様の手が汚れます!下ろしてください!」




冨岡「安心しろ、お前は軽い」




A「そういうことじゃありません!」





義勇様に担がれている現状が嫌なんだ。



義勇様のお手を煩わせ、労力まで使わせて……。

体重重いとか思われたらどうしよう。





冨岡「着いたぞ」




A「うぅ……着いてしまった」





義勇様が私をおろす。


だが、縄で縛られその先を義勇様が握っているので私に自由は無い。




私は不貞腐れながら、義勇様から顔を背けた。





伊黒「会議に遅れるとは何事だ、冨岡」




冨岡「すまない。少し手間取って……」




伊黒「言い訳など無用。

全く、柱としての自覚が足りないんだお前は」





すると、蛇柱が義勇様に突っかかった。




見渡せば、そこには柱が全員揃っていた。


代理としてきた時と変わらないメンツに私は顔をしかめる。



面倒臭い奴らじゃん。


義勇様はこんな奴らと一緒にいるのか?

義勇様が汚れてしまうではないか。





胡蝶「まあまあ、伊黒さん。


冨岡さん、その子がどうして縛られているのか聞いてもよろしいですか?」




冨岡「会議に欠席するつもりだったから」




胡蝶「まあまあ、それは……」





蟲柱が私をちらりと見る。



こっち見るな。




私はそう思って、顔をプイッと背けた。

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ただの鬼滅ばか - 容姿をもう少し詳しく教えて欲しいです、例えば何色の髪や隊服のいじりなど(長くてすいません)(。-_-。) (2020年1月10日 17時) (レス) id: bb28f730c6 (このIDを非表示/違反報告)
らい - と、思ったら違いました!よんだでいったらわかりました(汗) (2019年11月24日 23時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
らい - 面白いですね!ちょっとねずこ襲ったのはおどろいたけど。そこらへん、義ゆうさんのことちゃんと信じてなかったのかな…とかw (2019年11月24日 23時) (レス) id: 5bd8ec40a6 (このIDを非表示/違反報告)
涼野柚希(プロフ) - ぎゆーさんの不器用な(?)優しさですかね!“(´;ω;`)”もう好き (2019年11月18日 0時) (レス) id: f110a7e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 護りたい存在(まだ未熟で一人前ではないお前に、責任を負わすことは出来ない)からと思います。 (2019年11月18日 0時) (レス) id: b6f6cd0928 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年9月24日 20時

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