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お見合い28 ページ28

不死川「わかりません、お館様……っ!」




その時、不死川さんが声をあげた。



いるよね、自分の意見が通らないと癇癪を起こす子供って。


私はそんな覚めた気持ちで不死川さんを見た。




_____ザンッ





A「!」




炭治郎「!?」





その時、不死川さんが自分の腕を切った。


何をするつもりだ、あの人……。





不死川「お館様、証明しますよ俺が!

鬼という物の醜さを……!



オイ、鬼!飯の時間だぞ、喰らいつけ!」





すると、不死川さんは自分の血を、

禰豆子ちゃんが入っている木箱へと垂らした。



お館様が「実弥……」と呟く。





A「なんてことを……!」





私は立ち上がって、塚に手を伸ばす。



許せない、許せない。

鬼を家畜以下に扱うなんて。


人間の分際で、天下取り気取りかクソ柱が……!





伊黒「不死川、日なたでは駄目だ。

日陰に行かねば、鬼は出て来ない」




不死川「お館様、失礼仕る」





不死川はそう言うと、屋敷へと入った。


その手には、禰豆子ちゃんが入った箱が握られている。





炭治郎「禰豆子!やめろぉーっ!」





炭治郎君がそう叫んだ時、

伊黒さんが炭治郎君に肘を入れた。




A「彼は十二鬼月と戦って重症なんですよ。

怪我人になんてことをするんだ……!」




伊黒「黙れ、こいつは罪人だ」




A「……誰が罪人と決めつけた。

お館様はお許しなさってる。


癇癪を起こすなら子供でもできるぞ、クソ柱が」




伊黒「!?」





私はそう言うと、刀を抜いた。



炭治郎君を助けようとしたその時……。




_____ドスッ、ドスッ!!





不死川「出てこい鬼ィィッ!!

お前の大好きな人間の血だァ!!」





不死川さんが木箱に刃を突きつけた。



……その時、私の中で何かが壊れる。


パリン、と小さな音を立てて。





A「ははっ……これだから柱は嫌いなんだ。

大っ嫌いだよ、本当に!!!」




私は不死川さんの刀を弾き飛ばす。


そして、彼の首目掛けて刀を振るった。

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渡邉 なちゅ。(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます!その件に関しては、二巻のほうで続きが若干書かれています。そうですね、自分たちを重ねて、この二人には生きて欲しいと心の中で思っていそうですね! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - バナナ さん» ありがとうございます!毎日できるだけ更新しますので、楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 面白いです!善逸くんと他の子がデートしてたぽいのが、後にどうなるのか…気になります!! 夢主さんとお兄さん仲良すぎて辛い…(つд;*)炭治郎と禰豆子と重なったりしそう…(泣) 続編も楽しみです(o>ω<o) (2019年9月7日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - すごく面白い!更新楽しみです! (2019年9月6日 22時) (レス) id: 4fbc396aff (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - こんなんでどうですか。サブさん» ストレートな告白ありがとうございます!応援ありがとうございます!とっても嬉しいです!投票をして頂き感謝感激雨あられでございます! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月30日 7時

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