ストレス１６４ ページ14
週末はメンタルケアも兼ねてゆっくり過ごした。
その時に知ったけど、相澤先生は心操くんに稽古をつけていた。
なんでもヒーロー科の編入試験を受けるためらしい。
プロヒーローである相澤先生に目をかけてもらっている時点で、認められているようなものだ。
クラス一緒になるといいなぁ。
心操『一緒に特訓してくれんの？』
相澤『硝子は休まないといけないから今日はだめだ』
硝子『昨日ヘラっちゃったから休日はゆっくりなんだー』
心操『そうか。体調悪くなったらすぐ言えよ』
心操くん優しかった。
日向ぼっこしてたら寝ちゃって、心操くんに「……ねこ？」と言われた。
そんな週末を過ごし、週明け。
緑谷「……あの、硝子さん」
硝子「どうしたの、だめりやくん」
緑谷「うっ…面目ない」
緑谷くんは今日おかしかった。
座学では集中力をかいたのか度々注意されてたし、
ヒーロー基礎学ではペアだったのにぼーっとして溺れてた。
だから今日はだめ＋緑谷で、“だめりや”くんなのだ。
硝子「不調な時もあるよ。私は調子いい時が稀」
緑谷「いきなりおセンチ……。
あの、実は…相談したいことがあって……硝子さん、子どもと接するの上手だから」
硝子「？」
放課後、緑谷くんと教室に残った。
なんでもインターンで保護できなかった女の子がいたらしい。
緑谷「『いかないで』って言われたんだ。
その子…腕も脚も包帯だらけで……明らかに普通じゃなかった。
でも、助けられなかった。逆に僕が助けられた」
硝子「その子のことが気になって今日は身が入らなかったの？」
緑谷「お恥ずかしながら……まあ、それだけじゃないけど」
緑谷くんが眉を八の字にさせながら笑う。
無理して笑ったんだな、と気づいた。
硝子「簡単なことじゃん。助けようよ」
緑谷「……え？」
硝子「話聞いてるかぎりでは、調査対象なんでしょ？
なら絶対助けられるチャンスがあるはずだよ。
だから、今度こそは絶対離さないであげて。
何があっても、命に変えても、助ける。そう思えばその子にも届くよ」
私がそうであったように。
子どもは聡い。
笑顔で取り繕っても、子どもが嫌いな大人を嗅ぎ分ける。
だから心でぶつからないとだめなのだ。
心からの言葉じゃないと届かない。
硝子「緑谷くんがその子のために悩んだ時間は無駄じゃない」
緑谷「！」
エメラルドの瞳が輝いた。
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肩ｺﾘｺﾘｺﾘｰﾅ@歯茎むき出し(プロフ) - Annabethさん» イッキ読み感謝です😭👏補講頑張ります笑 コメントありがとうございます！ (2023年3月3日 21時) (
レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
Annabeth(プロフ) - 一気読みしました！好きです！補講ファイトです！忙しい中更新ありがとうございます。次も楽しみにしてます！ (2023年3月3日 21時) (レス) @page45 id: 5f9898e92c (このIDを非表示/違反報告)
肩ｺﾘｺﾘｺﾘｰﾅ@歯茎むき出し(プロフ) - 夏樹さん» お気遣いありがとうございます🥲無事に更新できましたので、お読み頂けたら幸いです！ (2023年2月27日 22時) (レス) @page38 id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - 健康に気をつけて更新はできるときに頑張ってください。 (2023年2月26日 12時) (レス) @page35 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
ヒロ - 体調よくなって良かったです！無理はしないでください！！ (2023年2月16日 22時) (レス) @page33 id: 0c2b9f7699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：肩ｺﾘｺﾘｺﾘｰﾅ | 作成日時：2023年1月13日 22時
