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かわいい34 ページ34

胡蝶「伊黒さん、強く抑えすぎです?

少し、弛めて下さい」




伊黒「動こうとするから押さえているだけだが?」




胡蝶「……竈門君、肺を圧迫されている状態で呼吸を使うと、血管が破裂しますよ」





オバサンの言葉に耳を疑う。



私はなんとか立ち上がると、炭治郎君を見た。


怪我人相手とは思えないほど、

体が軋むほど強く押さえつけられている。





?「血管が破裂!

いいな、派手な響きで!よし行け、破裂しろ!!」




?「可哀想に……。なんと弱く哀れな子供。

南無阿弥陀仏……」





……どうして、見てるだけなの。



炭治郎君は仲間でしょ。


仲間の血管が破裂するのが『派手』?

炭治郎君が『弱く哀れな子供』?



……笑わせるな。





A「炭治郎君は、少なくともお前らより立派な人間だ!!」




私はそう叫ぶと、【月縄】で炭治郎を捕らえる。





炭治郎「グゥウゥ……ッ…ガァア……ッッ!!!」




胡蝶「竈門君!!」





炭治郎君が縄を引きちぎったその時、

冨岡さんが伊黒の腕を掴みあげた。


私はそれに合わせて、炭治郎君をこちらへと引っ張る。





炭治郎「禰豆子!!!」




禰豆子「!!」





炭治郎君がそう言うと、禰豆子ちゃんは炭治郎君を見た。



禰豆子ちゃんは炭治郎君を見つめながら、

何かに耐えるようにギュッと裾を掴む。




そして……不死川から顔をプイッと背けた。





A「禰豆子ちゃん!」





私は安堵でそう叫ぶと、

禰豆子ちゃんは私を見て瞳を丸くする。



そして、小走りで私へ寄ると、ぎゅっと私を抱きしめた。





A「禰豆子ちゃん、離れて!

着物が血で汚れちゃうよ」





私がそう言うと、禰豆子ちゃんはムッとした顔でさらにらぎゅっと抱きしめた。





お館様「どうしたのかな?」




少女「鬼の女の子は、そっぽを向きました。


そして、血だらけの女鬼の元へ駆け寄り、抱きしめました」




A「禰豆子ちゃん……結婚してぇ」





私は泣きながら禰豆子ちゃんにすがった。

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百鬼 - 京子ちゃんが付いていくかと思ったぁァアアア!!更新頑張ってください (2023年1月18日 15時) (レス) @page42 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - とても面白かったです!更新楽しみに待ってます!更新お願いします!!! (2020年4月23日 16時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - なんと…なんと…。 からの ドブみたいな臭いだ。は草 (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 面白いです。この続き気になります (2019年11月20日 18時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月21日 22時

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