かわいい１６ ページ16
善逸「俺……嫌われてんのかな。
普通、仲間置いていくか？
仲間なら説得するじゃん？
説得されたらさ、俺だって行こうって言おうとしてたもん。
置いていかれた俺の気持ち、わかる？」
A「うんうん、構って欲しかったんだよね。
そんなところが可愛いよ、よーしよしよし」
善逸「わぁぁんっ！！Aちゃぁぁんっ！！！」
善逸君がぴゃっと泣き出す。
可愛いから許す。
炭治郎君と伊之助君は、強敵がいることに気がついていた。
だから、いっぱいいっぱいだったんだ。
炭治郎君の顔には緊張の色が見えた。
雀「チュンチュン！」
善逸「いいな、お前は気楽で……。
何にもわかんないよな、人間のことなんて」
A「善逸君、それは酷い！」
善逸君の言葉に怒った雀ちゃんが善逸君の手の甲をつまむ。
私は雀ちゃんの言った言葉わかるよ。
A「二人は善逸君のこと嫌いじゃないよ。
たとえ、善逸君が泣き虫でヘタレでもね！」
善逸「Aちゃん……辛辣だね」
善逸君が涙をためながら私を見る。
二人とも善逸君のこと信頼してるし、
私も善逸君のこと可愛くて大好きだと思ってるよ。
それに、善逸君の影が一番居心地良いんだよね。
A「善逸君は泣き虫でヘタレだけど、
とっても優しくて強い人だってわかってるからね！」
善逸「Aちゃん……」
善逸君が私に泣きながら抱きついた。
うんうん、可愛い。
ごめんね……私に豊満な乳があればよかったんだけど。
すまん、あるようでない微妙な乳で。
A「それに、禰豆子ちゃんも善逸君のこと待ってるよ」
善逸「え、禰豆子ちゃん……？
あれ……炭治郎さ、禰豆子ちゃんを……
連れてったぞ、あの馬鹿兄ぃぃぃぃっっっ！！！」
炭治郎君に背負われ山に入った禰豆子ちゃんを思い出したようだ。
急に顔付きが変わり、善逸君は走り出した。
善逸「なんで俺の禰豆子ちゃん持ってってんだぁーっ！
とんでもねぇ、炭治郎だ！！」
A「そうだ、その意気！行け行け！」
私は落雷の如く速く走る善逸君の影に入り込む。
そして、私達は山の中へと入った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
Aは、ツノが生えているので、
日の光を浴びても大丈夫だけれど日中は善逸の影の中にいます。
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百鬼 - 京子ちゃんが付いていくかと思ったぁァアアア!!更新頑張ってください (2023年1月18日 15時) (
レス) @page42 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみに待ってます！更新お願いします！！！ (2020年4月23日 16時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです！これからも頑張ってくださいね！ (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - なんと…なんと…。 からの ドブみたいな臭いだ。は草 (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 面白いです。この続き気になります (2019年11月20日 18時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡邉 なちゅ。 | 作成日時：2019年8月21日 22時
