かわいい１２ ページ12
A「うふふ、禰豆子ちゃんっていうのね〜！
とっても可愛いわ、うふふふふ」
禰豆子「むー」
伊之助「気持ち悪いな」
私は禰豆子ちゃんを見ながら、笑顔をこぼす。
こぼすといっても、汚らしいデヘデヘ顔だ。
伊之助君の言葉に反論できない。
あれから、京子ちゃんはぐっすり寝てしまったので、
近所の方に京子ちゃんを任せてから三人を私の家へ招いた。
そして、お礼の朝ご飯を振る舞っている。
白米、味噌汁、肉じゃが、漬物、野菜のおかか和え。
豪華ではないが、少しでも腹が満たせればそれでいい。
食事中に炭治郎君の背負っていた箱から、
この禰豆子ちゃんが出てきたのだ。
匂いからあの箱に鬼がいることはわかっていたけど、
まさかこんなに可愛い子だなんて……兄妹揃って良い面ね。
そして、炭治郎君も禰豆子ちゃんがいる訳を説明してくれた。
炭治郎「俺は禰豆子が人間に戻る方法を探しています」
A「そっか。私もできることなら人に戻りたいよ」
炭治郎君の言葉にそう返す。
でも、私にはそんなことできないだろう。
人を食べていない禰豆子ちゃんはともかく、
私は人も食べないと生きていけないのだから。
人を食べないという硬い意思がある禰豆子ちゃんだからこそある希望だ。
炭治郎「そんなことありません！
Aさんだって戻れるかもしれない！！」
炭治郎君はそう告げる。
A「……無理よ。
だって、私は家族を食ったんだから」
「「「！？」」」
私はぽつりと呟く。
そう、私は……家族を食ったんだ。
伊之助「おい、食ったってどういうことだ！」
善逸「落ち着けって、伊之助！」
感情的になった伊之助君が立ち上がる。
無理もないだろう。
目の前の女が人を喰っただなんて、嫌に決まってる。
でも、私は三人を信じたから。
だから、話してもいいかもしれない。
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百鬼 - 京子ちゃんが付いていくかと思ったぁァアアア!!更新頑張ってください (2023年1月18日 15時) (
レス) @page42 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみに待ってます！更新お願いします！！！ (2020年4月23日 16時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです！これからも頑張ってくださいね！ (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - なんと…なんと…。 からの ドブみたいな臭いだ。は草 (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 面白いです。この続き気になります (2019年11月20日 18時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡邉 なちゅ。 | 作成日時：2019年8月21日 22時
