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なんとなく気まずいけど何事もないように学校に行く。

「おはよーさん!」

チリンチリンと後ろから音がして振り返ると今はあんまり会いたくない人。

「信ちゃん、、おはよ」

「どないしてん、元気ないやんか」

「、、なんもない」

「今度の休み買いもん行かへんか?もうすぐ誕生日やろ?」

「ほんと?!」

誕生日を覚えててくれたことが嬉しくてパンケーキのお誘いは嬉しくなかったのに今は単純に喜んでしまった。

でもその喜びも束の間。

「チィがAと仲良うしたいらしいねん、やから3人で。どうや?」

「え、、チィちゃんも、?」

絶対仲良うしたいなんて嘘やんか。

「アカンか?」

ほんまはイヤやけどせっかくの信ちゃんとのお買い物、、行きたい。でも、、

「チィちゃんお姉さんやから緊張するねん、、それに2人のデート邪魔したら悪いし」

「なんでやねん、お前の買いもんやねんから気にすることあらへん」

「いやや、これ以上お荷物になりたないの、!」

女心がちょっとわかってない信ちゃんに少し苛立ってしまって、つい言ってしまった。

「お荷物てなんやねん、誰がや?」

信ちゃん、怒ってる時の顔してて、このまま一緒におったら泣き出しそうやから正門までダッシュした。

「あ!ちょ、A!」

必死に走ったのに自転車の信ちゃんにすぐ追いつかれてしまって、下駄箱で手首を掴まれた。

「なぁって。なんやねん、お荷物って」

「チィちゃんに、、」

言われたもん、そう言おうとした時。

『Aちゃん、信五、おはよう』

「チィ。おはよーさん」

信ちゃんの意識がチィちゃんに向いたその瞬間、手を振り払って急いで教室まで向かった。

「おい!まだ話終わってへんがな!」

『どしたん?喧嘩?』

「まぁ、ちょっとな」

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作者名:オト | 作成日時:2018年6月23日 10時

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