【HiGH＆LOW】守って。

6.学ランの ページ7

さてと！
便利な便利なセフンイレフンでお昼食べたし！
午後どこいこーかなー。

「なにあれ」

目についたのは道をふさぐ学ランの男の子？たち。
待って待って。
あれとてもじゃないけど学生には見えない…。

と思うと前をふさがれる。

男1「よーねーちゃん。俺らと遊ぼーぜー」

「えっと、君ら学生でしょ？昼間っからなにやってんの？」

男2「は？俺ら鬼邪高生！知らねーの？ww」

「…あ、なるほど。」

鬼邪高校。施設で聞いたことある。
なんかすごい悪い人たちが集まる高校だって。

んじゃ、逃げさせて貰いますか。

男3「あっおい待て！！！！」

私足速いんだからね！！！50mタイム10秒きってるもんね多分！

「………うわっ」

つかまった。まずくね？

男1「はあっはあっ……なに逃げてんだこのクソアマァ！！！」

「ひっ…あ、えっと……」

男2「まーまーw連れてこーぜ？」

男3「あぁwたっぷり可愛がってやろww」



初めてこわいと思った。
このままじゃまずいことぐらいわかってる。
けど、ついてしまった。
…鬼邪高校とやらに。

「もう、離してください…！」

男1「はっ？なにふざけたこと言ってんの？w」

「嫌、嫌だ……！」

がんばって声を振り絞る。
抵抗するも、それも虚しいだけ。
あぁもうだめかもな。

廊下ですれ違う男たちはみんなこわい人ばかり。
こわい、こわい…！

？「あっれー、お前らなーにやってんの？」

男2「むっ村山さん…！」

村山という男は、バンダナを額に巻き、目があまりみえない。
この人は、なぜかあまりこわいと思わない。

村山「そいつ、嫌がってんじゃん。」

男3「いやでも……っ！」

村山「あ"？」

男1「すっすみません村山さん！………ほら、いくぞ！」

簡単に手を離された私を置いて行った男たち。

村山「…はやくいったほーがいいんじゃね？」

「あっあの…えっと……」

村山「なーに」

にやけながら話してくる。
お礼、いわなきゃ。

「ありがとう、ございました…！」

村山「あー、いいよいいよ。うちのやつがめーわくかけたな。」

そういってポンポンと頭に手を置いてくる。

「…あなたの、名前が知りたいです。」

村山「俺？俺はなー、村山！」

「いえ、あの、下の…」

村山「んー、良樹！お前は？」

「良樹さん！あ、私はAです！」

村山「敬語なんていーぜ？かたくるしい」

「うん！ありがとう！！また、来てもいい？」

村山「もちろん。いつもはあそこにいるからいつでもきて」

教室？覚えておこう。

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