【HiGH＆LOW】守って。

24.頭痛い ページ25

家に帰ってからの記憶は曖昧だ。
シャワーは浴びたような気がするし、浴びてないような気もする。

…ただ、これだけはわかる。

飲みすぎた。

頭痛いし気持ち悪いし絶対二日酔いだ…。

「んあ"あ"ー……」

仰向けに寝ていた体を回転させてうつ伏せに寝る。

隣で寝ている広斗は熟睡中みたい。

" はぁー " と１つため息をついて、
まだ眠気のさめない体を起こす。

「…広斗ちゃーん」

一応起こそうとしたけどやっぱ無理だよね。

今何時だよ…。

スマホをつけるとまさかの11時。
何時に帰ってきたのか覚えてないのに、これだけ寝てるのは
私としては珍しい。

そのままスマホを見てると通知が来ていた。

それは雅貴さんからの連絡。
" 起きたら広斗に飯、食わしてやって "
なんだかんだいって心配してくれてんのなー。

…飯、作ってくるかー。






飯を作り終えて暇になる。
とりあえずテレビつけて朝ドラでも見ようかな。

ソファにどかっと座ってリモコンを持つ。
テレビをつけるとニュースがやっていた。
録画画面に切り替え、朝ドラを見る。

何分経ったのだろう。
わからないけど、広斗が起きるの遅いのは確か。

なんて思っていると開いたドア。

広斗「…はよ。」

こいつ絶対二日酔いww

「はよー。」

私の隣に座って、ぼーっとしてる。

「二日酔い？w」

広斗「…おかげさまで。」

「とりまご飯食べちゃってよ。」

さっきつくった卵焼きやらを並べる。

広斗「お前は？」

「食いながらいうなw私はいいや、お腹空かない。」

広斗「ふーん」

バクバクとご飯を食べていった広斗。
腹すいてんのかこいつ。

「今日どーする？とりま帰る？」

広斗「あーそうだな…今日は帰るわ……さすがに辛い。」

「りょーかい。

てか大丈夫？？バイクで事故んないでよ？」

広斗「はいはい、ご心配どうもー」

「棒読み感！！！！！！！せっかく人が心配してやってんのになんて失礼な！」

ふざけていると、あっという間に時間はすぎる。

楽しいんだもーん。

広斗「さて、帰るかー」

「次はいつくんの？」

広斗「さぁ？wどっかドライブでもいこーぜ」

「お、いいね！海行きたい海！！！」

広斗「覚えとくwじゃーな。」

外でバイクのエンジン音が聞こえた。

…帰っちゃったか。

ま、私は二度寝しよーかなーっと。

ピコン

…んだようっせーなー

トークを開くとナオミだった。

ITOKANで大変なことが起こってるらしい。

「めんどくせーなくそ…」

面白そうだから行くけどね！

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