【HiGH＆LOW】守って。

23.偶然か、必然か ページ24

広斗と来たのはやはりBARであって。

「んー、美味しい！」

ぐいぐい飲んでいます。

広斗「ほどほどにしとけよ？帰れなくなるぞ？」

とか言いつつ広斗もけっこう飲んでる。

「ん、あれ広斗の兄貴じゃない？」

広斗「…あ、ほんとだ。」

そういって目を向けた先にいたのは雅貴。
隣にいるのはナイスなおねぇさん。

「いいおねぇさんだねー…いやらしー」

広斗「ほんとだなwあのまま…」

お酒が回ってるせいもあり問題発言が私たちのなかで飛び交う。

「つか今何時」

広斗「しらねーw」

とか会話してると、雅貴がこちらに気づいた様子。
一瞬目があって、そらされた。

「…ね、邪魔しちゃおうよw」

広斗「いいな、それwいってこいww」

ふざけてふらふらと雅貴とおねぇさんのもとへ。

「あっれぇ〜？雅貴じゃぁ〜ん！
…なにこの女。私以外にも女がいたの！！？？
信じらんない！！！あんた私のこの体型が好きだって言ってたのに！！！」

楽しくなってきてベラベラと口が勝手に動く。

広斗は少し遠くで爆笑してる。

雅貴「は、え、Aちゃん！！？？
あ、待って！！！」

おねぇさんはこわい顔をしてその場を走って行ってしまった。

…最低っていいながら。

そうすると広斗がこちらへ。

雅貴「…広斗……そんなにお兄ちゃんが嫌いか………」

かなりのショックを受けていたようで。
ま、あんなナイスな方逃したらショックだろうな…

広斗「あ？こんなとこでナンパしてるお前がわるい」

「…ま、偶然、会っちゃったことに後悔するしかないよね」

雅貴「くっそぉ……！！この酔っ払いどもめ…！
ていうか、なんでお前らこんなとこに…
あ、そーいう関係？」

「そ、デート♡」

広斗「俺今日こいつんち泊まってくから」

雅貴「そろそろ帰ったら？飲みすぎてるだろ。特にAちゃん。
キャラ崩壊しかけてるよ？」

「…んじゃ、帰る？」

広斗「そうだな。」




雅貴に言われてすぐに会計を済ませ、道を歩く。

「すずしーなー！」

広斗「夜風にあたるのとか酔いさめそー」

「すぐつくでしょ、家w」

そんなこと言いながら歩くと。

見覚えのある背中たちが。

「あれ、なんで全員集まってんの？」

よーくみると、SWORDの頭たちがなかよさそーに歩いてた。

広斗「楽しそうだし、ほっといてやろうぜ？w」

「それもそうだねー、早く帰りたいしw」

足をとめずに広斗と歩き続けた。

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