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傍から見ている【半々狐】 ページ20

「お姉ちゃん……」
お姉ちゃん、兎都ことうーちゃんの様子が最近明らかにおかしい。こうして傍から見てるだけでもわかる。


成績、下がったのかな?

何かミスしちゃったのかな?

他人と自分を比べすぎたのかな?


……そんな訳ない。
お姉ちゃんは完璧主義者だし、ミスをしたとしても、「自分のやった事に後悔はしない」で済ます。
他人と自分を比べるのはお姉ちゃんの悪い癖だけど、そんな事言っている暇とかない!って立ち直る。
そんな図太いし、プライドが許さないお姉ちゃんがする筈ないし。

「お姉ちゃんが悩んでいると、あたしの悩みの種になっちゃうよー……」

あたし茶々磨おとらは、お姉ちゃんを護る事が使命で現世に居るのだもの!
その使命を果たさずにいてどうするのさ。


「……いよし!そんな事考えたらまずは行動だ!」

髪を結い、三つ編みにして頬をペチンと叩く。

お姉ちゃんを助けるため、護る為。
あたしはこの一生分をお姉ちゃんに捧げる。

新学期【氷海雪奈】→←新入生【茶々磨兎都】



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作品ジャンル:ホラー
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作者名: x他7人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月27日 16時

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