【銀魂】新居、ぶっ壊されました。【沖田総悟】

爆音15発 ページ15

「えっと…何がどうしてそんなことに?」

「近藤さんの決定でさァ」


彼の話を要約すると、家を建て直すにはそれなりに時間がかかるが、その間ずっと入院しているわけにはいかない上負傷中の身で一人暮らしは大変だろうと近藤さんが気遣ってくれた結果、
"屯所に居れば代わりの住居にもなるし手伝えるじゃん!"という発想に至ったらしい。


…いや申し出と心遣いはありがたいんだけどね。
怪我してる状態じゃ仕事復帰は無理だしその間は収入も無いから代わりの部屋なんて借りられない。

家事だって確かにしんどいのは目に見えている。
渡りに船な状況ではあるけれど、屯所に居候ということは…。


「つまり、怪我をさせた張本人含め野郎どもしか居ない場所に手負いの身で転がり込めと」

「…まぁ、そーいう発想になっちまいますよねィ」


サラッと目の前の彼に攻撃ならぬ口撃を仕掛けてしまったのは許して欲しい。
正直いくらありがたい申し出でも、私は女だ。
流石に警察の屯所でそういう事態になるとは思いたくないけれど、万が一ということもある。


もし何かの間違いでそういう事態になったとしても、手負いの身ではまともに抵抗だってできやしない。
身の安全を考えるならば、二つ返事でOKなんてとても出す気にはなれない。

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