47章 ページ50
「あれ、さっきも言いませんでしたっけ?狼化して寝てれば平気だって。半化けしたまま少し寝ましたから、傷自体はだいぶ塞がってますよ。今日一日寝てれば明日には完治してると思います。運んでくださってありがとうございました、土方さん。マスターも乗り物居ないからってサボらないで、ちゃんと仕事しなよねー。んじゃ、おやすみー」
Aは土方に向かって軽く頭を下げた後、欠伸を噛み殺しながら俺の部屋に向かって歩いてった。
耳が頭の上でペタリと畳まれて、体も左右にユラユラ揺れてることからかなり眠いんだっつーことが伺える。
部屋に辿り着く前に寝落ちすんじゃねーかと思っちまうくれーに。
「…あいつ、本当に大丈夫なのか?」
「…とても大丈夫にゃ見えねーや。部屋まで送って来るんで、それが終わったら詳しい話聞かせてくだせェ」
「あぁ…そうしてやれ、俺の部屋で待ってっから」
そう言って自室の方に向かった土方を一瞥して、急ぎ足でAを追いかけるとやっぱりっつーか何つーか…Aは部屋に辿り着く前にそこら辺の柱に寄りかかって体育座りで爆睡してた。
「…ったく、世話のかかる駄犬でィ」
Aの背と膝裏に手を差し入れて抱え上げると、こびり付いた血のにおいがやけに鼻に付いた。
既に乾いちゃいるものの、不快なのに変わりはねェ。
それにこんな恰好のまま寝かせるわけにもいかねーから、いつぞやみたく風呂に放り込んでやったらキレられた。
-------------------------------------------------------------------
お話がいっぱいになりましたので、続編に移行させて頂きます。
相変わらずページ調整が下手で申し訳ありません;;
116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
影咲 遥(プロフ) - 夜空 星月さん» 星月様、初めまして!コメントを頂きありがとうございます。多分シャボン玉よりもグダる可能性大ですが、頑張って更新していきますね!応援ありがとうございました。 (2018年1月27日 22時) (レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 【シャボン玉に乗せた恋心】のときからファンです!こちらの作品も応援してます!頑張ってください!! (2018年1月27日 22時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:影咲 遥 | 作成日時:2018年1月27日 21時