21章 ページ23
あれから数日。
私は今、半化け状態で馬鹿でかい屋敷の屋根の上に待機していた。
曰く、今日この屋敷で攘夷浪士達の武器取り引きがあるらしい。
その最中に乗り込み、浪士と商人双方を根絶やしにしようという腹だ。
私の隣にはマスターが居て、無線機を片手に指示を待っている。
「にしても、ホントにこんな作戦で良いの?いつも通り取り囲んで正面と裏から突っ込めばいいじゃん」
「たまにはひねりがねーと敵さんもつまらねーだろィ。毎回馬鹿みてーに乗り込んでちゃ面白味の欠片もねーよ」
「え、そういう問題なの?」
ちなみに今回の作戦、考えたのはマスターだ。
普段は土方さんが考えるのだが、今回は生憎近藤さん共々お偉いさん方のところに出張で不在らしい。
そのため現場の指揮権がマスターに委ねられているのだ。
何もこんな時に討ち入りをしなくてもいいと思うけど、敵さんを一網打尽にできるチャンスを見す見す逃すわけにもいかない。
『此方二番隊、配置完了しました。三番隊の斉藤隊長も準備完了のようです』
『一番隊、正面配置完了です』
無線が次々と、隊士達の配置が完了したことを告げる。
間もなく、作戦開始だ。
「おー。んじゃ1分後、合図と同時に突入。遅れんなよ」
無線での会話が終わり、マスターの視線が私に向けられる。
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影咲 遥(プロフ) - 夜空 星月さん» 星月様、初めまして!コメントを頂きありがとうございます。多分シャボン玉よりもグダる可能性大ですが、頑張って更新していきますね!応援ありがとうございました。 (2018年1月27日 22時) (レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 【シャボン玉に乗せた恋心】のときからファンです!こちらの作品も応援してます!頑張ってください!! (2018年1月27日 22時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2018年1月27日 21時