番外編 妖怪学講座その2 ページ43
『久しぶりだねぇ、需要あるかどうかはわからないけど今回も始まるよ。A先生の妖怪学講座ー』
沖「パチパチー」
『すっごい棒読みの拍手ありがとう総くん。今回は第2怪に登場、朧車についてだよ。本編では私の移動手段として登場しているね』
沖「見た目は牛車の正面にでけェ顔が付いた感じですねィ」
『普通の牛車なら正面にすだれがかかってるけど、その部分に顔が付いてるんだよねぇ。見た目通り牛車が妖怪化したモノで、平安時代に行われたっていう"車争い"に負けた牛車の怨念によって生まれたらしいよ』
沖「車争い?」
『あんまり詳しくは知らないけど、お祭り見物の時に行われた牛車の場所取り争いのことらしいねぇ。お祭りは良い場所で見たいじゃん?場所を取られちゃって望んだ場所でお祭りを見られなかった人の怨念が牛車に憑りついて、みたいな感じ』
沖「おー、怖ッ。そんなんでモノを妖怪化させちまうたァ…いつの時代も一番恐ろしいのは人間っつー話ですねィ」
『そういうこと。良い子は場所取りとかそんなことで人を恨んだりしないようにねー』
『文字数に余裕があるので、今回はもう1つ。第3怪に登場した目目連についても説明していくよ』
沖「本編では俺のアイディアによって屯所の優秀なセ〇ムになりやした。障子に現れる大量の目玉妖怪でさァ」
『ただじーっと見てくるだけで特に害はない妖怪だよ。精神衛生的には良くないかもだけど。一説では、囲碁をやる時に使う碁盤を隅から隅までガン見した棋士の念が妖怪化したって言われている。出現場所は古い家の障子が主だから、現代ではそうそうお目にかかる機会も無いかもしれないねぇ』
沖「屯所は比較的新しいと思いやすぜ?」
『そこはあれだよ、ご都合主義』
沖「……」
『それじゃあ、今回はこの辺で。次回はまた説明する妖怪が増えたらやると思うからよろしくねー』
沖「読んでくれてありがとうございやした、これからも応援宜しくお願いしまさァ」
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影咲 遥(プロフ) - 愛音さん» 返信したコメが消えるという謎減少…申し訳ないので、もう一度お返ししますね。面白いと言ってくださってありがとうございます!これからも更新を頑張っていきますので、また読んでやってください。コメントありがとうございました! (2018年1月27日 20時) (レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2017年8月30日 1時