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沖「…目目連……あ、出た」
『や、久しぶりだねモクちゃん達』
試しに小声で読んだらマジで出てきた。
障子一面に開いた目玉、やっぱかなり不気味だ。
Aさん、何ですかィモクちゃんて。
沖「お前ら、障子以外にも出て来れたりすんの?"はい"なら瞬き1回、"いいえ"なら2回」
口がねェから喋れねェと踏んで、コミュニケーション方法を提案してみる。
反応は瞬き1回。
何も障子じゃなくても良いらしい。
ってこたァこいつら、マジで使えるんじゃねェか?
沖「お前ら、屯所に居るV字前髪のヤローの秘密とか見つけたら俺に報告しなせェ。いじるネタにしまさァ」
『うーん…まぁ他の人にバレない程度ならやっても良いけど、喋れないのにどうやって教えてもらうのかな。と言うか総くん、モクちゃんを面白い使い方するねぇ…』
目玉達は暫く固まっていたが、何か考えついたらしく障子から一瞬消え、次の瞬間には目玉が並んで"は"と"い"の文字を作って見せた。
この発想は無かった。
『あれま、凄い。モクちゃん達なかなかやるねぇ?』
沖「これなら意思疎通できそうですねィ…他にも何かありゃ俺に報告しなせェ。役に立ったらご褒美くれてやらァ」
『…モクちゃん達にとってのご褒美って何だろう…目薬とか?』
真面目に悩むAさん。
その仕草が何か可愛かったのはここだけの話だ。
ちなみに俺はエ〇本でも見せてやろうかと思ってた、SM系の。
こいつらに雌雄があんのかはわかんねェけど。
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影咲 遥(プロフ) - 愛音さん» 返信したコメが消えるという謎減少…申し訳ないので、もう一度お返ししますね。面白いと言ってくださってありがとうございます!これからも更新を頑張っていきますので、また読んでやってください。コメントありがとうございました! (2018年1月27日 20時) (レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2017年8月30日 1時