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岡｢…え、と｣ ページ12
岡本信彦side
…先輩が話してくれたのは
｢…ごめんね。｣
小学生の時の不運な事故としか言えないもの
でも、先輩たちはそれを責任と感じたらしく
…僕と会うのをやめた
事故の日から2日後…
先輩たちの耳には、記憶喪失になってしまった
それだけが届いた。
サッカーから…
起きてしまった事故
スリップした僕も僕だけど…
それで、なんで気負いするんだろ…
優しいから？
いや、気負いするか…普通に。
一気に言われて軽く混乱してる。
｢…のぶ？｣
｢ありがとうございます。｣
笑顔を向けると、江口先輩が
｢…笑うな、無理でしょこんなこと聞いて笑うって
俺らだってこの学校にいるって知った時
スグにはこういう風に話しかけようなんて
思えなかったから…あんなこと、あって
まぁ、当の本人は憶えてないだろうけど
俺らは顔みたら思い出しちまうからよ…｣
悲しませることになる、あの時江口先輩が
言ったことはこういうことなんだな…
｢でも、話せなくなるのは嫌ですよ…
ちゃんと、学校に来てください…無理かもしれないけど、僕に話しかけて欲しいです。
…ダメですか？｣
岡｢…僕は、やっぱり｣→←岡｢僕をいつまで悩ませるつもりなんですか｣
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作者名：仁馨 | 作者ホームページ：http://zukkihuge.exblog.jp
作成日時：2017年3月3日 2時
