①【ONEPIECE】4人目の海軍大将は強い゜゜ (ページ5)

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五十四雫ページ5

センゴク「A！！！入るぞ」

貴「ちょっとセンちゃんー！入る時くらいノックしてよ！！！」

センゴク「おお、すまんすまん」

ｺﾝｺﾝ

意味ないし！！

入った後にノックしても意味ないじゃん！！！！

貴「それで？なぁーに」

センゴク「そろそろ表に出ろ…、始まるぞ」

貴「………」

センゴク「他の三大将、七武海は既に表にでておる」

貴「……そう」

センゴク「……お前も準備が出来次第、火拳のエースを連れてこい」

貴「わかった」

センゴク「プレッシャーをかけるようで悪いが」

先に部屋を出ようとした私の背中に向かって

センちゃんが口を開いた

センゴク「わしはお前を信じておる。

この戦争が終戦したら…、お前の自由を政府に申し出るつもりだ

せめてそれまで耐えてくれ！！」

その言葉にわたしは唇をかみ締めた

自然と涙が溢れた

止まらない涙を必死に抑えようと、肩が震える

センゴク「我々はこの戦争で必ず勝利する！！！！！」

センちゃんは私の頭にポンと手を置いて
先に部屋を出ていってしまった

センちゃんは大きな拳を上に掲げて歩いていく

まるで、約束だ、と私に言ってくれているようで

貴「…………センちゃん！！！！！」

わたしは元気が出た。
それに、決心が着いたよ

やらなきゃ！

迷ってる暇じゃない。

やるしかないんだから！

ありがとう、センちゃん。

貴「私は海軍本部大将“白龍“！ルシファエル·D·A！…ゴール·D·エースを処刑台へ連れていく」

エースくん……いや

ゴール·D·エースの投獄された地下牢で

わたしはそう叫んだ。

冷たく、憐れむように

ゴール·D·エースを見下しながら

海兵「はっ！！」

海兵「お待ちしておりました！！」

ガチャリ

牢から連れ出された男は「なぜだ」と問いかけるように

私を見つめた

貴「さぁあと4時間もない。処刑台へ向かう時間だ」

エース「A…………！！！！！！」

貴「連れて行け」

私の一言で両側の海兵が男の腕を掴んで、前へと歩いていく。

男の叫び声は私の心へは届かない。

もう。

無駄な感情は持てないんだよ