きみへのメロディー【青.桃】 (ページ3)

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《藤井side》

苦手だった小瀧が

俺のつくった曲を“歌いたい”って言ってくれて

正直、嬉しかった。

家に帰ってギターを取って

カラオケに全力疾走。

右手でギターを持って

カラオケに向かっていると

小瀧が見えた。

スマホをいじっている

いやぁ、それにしてもイケメンやな

立っているだけでも絵になる

小瀧は俺を見つけた瞬間に

桃「藤井ーー！！！！！！！！！！！！！！」

耳、やられるんちゃうかって思うぐらいの

でかい声で俺を呼ぶ。

黙ってれば、イケメンやのに←

青「声デカイ」

桃「えへっ」

青「褒めてない。」

桃「うそやん」

桃「まぁ、いいや！ハイロー！」

まぁ、いいんかい！

と心の中でツッコミながら

カラオケへと足を進めた。

桃「あ！これから、流星って呼ぶな！」

桃「やから、流星も望って呼んでよ！」

青「wwなんなん、急にw」

桃「あ！流星、笑った！！」

桃「笑ったほうがええやん！！」

青「意味わからんwwww」

あぁー、やっぱ望ってスゲェ

だって、望といると

自分まで明るくなる

やっぱ、人を惹きつける魅力？的なものが

望にはある。

桃「呼んで！」

青「は？」

桃「望って呼んで！」

青「なんでやねんww」

青「望」

桃「おう////」

青「いやいやいや、なんで照れねんねん！ww」

楽しいなんて思ったの

いつぶりだろう。

カラオケの店員さんに言われた、

番号の部屋に入ったら

桃「えー、この部屋前も来たー」

桃「あっちの部屋がいい！」

青「わがまま、言わない。」

桃「はぁい」

デカイくせに、眉毛を八の字にして

しょぼんって犬みたいになる。

桃「あ、早よ。流星どんなリズムか教えてや！」

いや、切り替え早！と心の中でツッコんだ。

青「え、歌うん？」

桃「え、せやで」

青「やだ、俺下手やもん」

桃「大丈夫、大丈夫。気にせんし！」

青「んもぉー、わかったよ」

青『月が浮かぶ夜空に～』

桃「うまいやん！！！！」

桃「全然下手やないでぇー！！！！」

桃「お前、アレやな。」

桃「部屋とか全然綺麗じゃないよ！って言いながら
めっちゃ綺麗なタイプやろ！！」

青「いや、違うし！w」

青「てか、なんなん、それww」

青「はいはい、早よ、歌って」

桃「はーい」

青「え、もぉ、リズム覚えたん？」

桃「うん！」

青「歌詞も？」

桃「うん！」

青「すごない？」

桃「やっぱり？」

青「あ、やっぱり。今の言葉撤去で。」

桃「やめてー！！！！」

青&桃「ふはははは」

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