きみへのメロディー【青.桃】 (ページ1)

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《藤井side》

俺、藤井流星

クラスの端っこ系男子です。

俺には苦手な人がいます。

それは、

「やっぴーー！！！！！」

この声の持ち主、

小瀧望です。

俺と違って中心系男子。

『あっ、のんちゃーん！おはよ！！』

『お、望！！！』『やっときたー！！』

小瀧が来ただけで、クラスは笑顔で

包まれます。

『あ、望昨日やばかったなぁ』

桃「あ、言うなって！！」

『え、なになに？なにがあったん？』

『あんな、あいつ、水たまりで平泳ぎ
しよったwwww』

『えっ？！』『www』『メッチャアホやんww』

『あー、思い出しただけで腹いてぇーーwww』

桃「もぉーー！やめろや！」『wwww』

あの人が来ただけで、クラスは

賑やかになりました。

男女問わず人気です。

______ガラガラガラ

「ほーい、みんな席ついてー」

そして、この人が

桃「あ、濵ちゃーーん！」

小瀧のお気に入り

俺たちの担任、濵田崇裕だ。

生徒からも慕われていて、人気。

紫「濵ちゃん、言うな！！」

クラス中に花が咲きました。

《小瀧side》

(飛ばします)

____キーンコーンカーンコーン

紫『はい！ほな、授業終わり！

『望ー、帰るぞ！！』

桃「ほーーい！」

桃「あっ、まって、俺の愛しのスマヒョ忘れてきた！」

『アホやんww てか、なんなおまえww』

桃「ww取ってくるー」

桃「先、帰っとってー」

『はーーい』

___ガラガラガラ

もぉ、誰もおらんかな？

と思ったら

ふ、藤井？

がいた。

寝とるやん、帰らんでいいん？

まぁ、いいや←

俺の席は藤井の横

窓が開いてて

藤井の手元にあるノートが

パラパラと何枚かめくれている。

ふと、目に止まった

藤井のノートに書かれている、文字

かっこで囲まれていた文字を見ると

桃「きみへのメロディー」

そこから文字を追って見ると

月が浮かぶ夜空に
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
気づけばきみを映してるよ
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
きみの声が聞こえたようで
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
ちょっと、笑顔がこぼれた …………
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

文字を追っていると

青「んっ、」

青「え？！」

青「小瀧、これ見た？！？！」

桃「なぁ、」

青「えっ？」

桃『……藤井の歌、歌いたい！！』

青「…えっ？」

桃「だーかーらー！」

桃「藤井が作った歌を歌いたい！！」