忘れないで【キルア・クラピカ】 (ページ3)

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彼は毎日と言っていいほどここを訪れる

キルア「また寝てないだろ？」

徹夜がお見通しみたい

『しょうがないよ、そういう仕事だもん。キルアはまたサボり？』

キルア「サボりっていうなよ！休憩だよ休憩」

人の家に休憩しに来るとはどういう神経してるのか

『休憩したら帰ってね。私仕事たくさんあるから』

キルア「お構いなくお仕事どうぞー」

そういうことじゃないんだけどな

彼を一瞥して、再びパソコンに向く

すると後ろから足音が近づいた

キルア「まーたクラピカって奴のかよ」

『常連さんだもん』

彼は「俺の方が常連だし」と一言言って、またソファーに戻った

あなたの常連とクラピカの常連は違うよと頭の中で否定した

キルア「なぁAー」

『なーに仕事の邪魔しないで』

私は黙って集中したいタイプ

キルア「モンスター暗殺一家って知ってる？」

『なにそれ』

キルア「やっぱ世には出てないか。最近活動が活発なやばい暗殺一家だぜ」

活動が活発な暗殺一家ってそういうことか

最近人口数減ってるなって思ってたわ

キルア「あの親父も絶対に近づくなって言ってきたから相当やばい暗殺一家だな」

なんか聞きたくなかったな

キルア「！やべ、あいつきた」

キルアは咄嗟にトイレへ駆け込んだ

家の外へ気配を探ると、あの方がいた

ｶﾞﾁｬ

『どいつもこいつも家に勝手に入んないでもらえますか』

イルミ「俺の他にもいるの？」