記憶のプレゼント【クロロ･ヒソカ】

記憶24 ページ25

『！クロロ…！』









彼は迷いなくベランダから飛び降りた









ちょうど私とヒソカの間に着地した









私を背中の後ろに隠し、前が見えない









背伸びしても見えなくて、横から顔を出す









すると見たことのない表情をしたヒソカがいた









クロロを睨み、眉毛を寄せている









クロロはただ前を見ているが額から汗が流れている









横から顔を出す私に気づいたヒソカはニコッと笑った









クロロ「Aに何した」









ヒソカ「別に♤何でもいいだろ？」









クロロ「次Aに近づいたら殺す」









ヒソカ「光栄だね♡」









ヒソカは私を一瞥し、背中を向けた









ヒソカ「あ、花いいの？♤」









クロロ「何のことだ」









ヒソカ「部屋に飾ってある花。枯れちゃうよ♢」









そういえば花に水あげなきゃ…！









『ねぇ1回戻ろ？花に水あげて＿＿＿＿＿』









クロロ「シャルに頼んどくから大丈夫さ」









私の方を見て優しく微笑む彼









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿朝(クロロside)









Aの髪をサラサラととかす









気持ちよさそうに眠るA









起こしたくないな









昨日思い出したこと、忘れてたら嫌だな









不安をかき消すように強くAを抱きしめる









『んー…どうしましたー彼氏さん？』









クロロ「起こしちゃったか？」









記憶を思い出してから距離が縮まった









以前の俺たちのように

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