暗 殺 一 家 に 生 ま れ た

#24 ページ25

Aside







泣きながらキルアの肩を揺らしているのに





全然こっち向いてくれなああああぁぁぁいいい





『ううぅ……キルアアアアァァァ泣』





私は我慢出来なくなり、ベッドに顔を押し付けて号泣した





もうダメだああああぁぁぁ





キルアに嫌われたああああぁぁぁ









キルア「あぁもう！！泣くなよ！！」



『は！こっち向いた！！』





キルアは萌え袖して私の涙を拭いた






なにそれえええええええ





萌え袖とかああああぁぁぁ





しんどすぎるうう(久しぶりのキルアに興奮してます)







すると、急に勢いよく引っ張られ抱きしめられた








キルア「俺さ……お前がいないとダメみたいだ……」








なに……それ……







え……？








キルア「Aがいなくなってから、俺何もかも考えられなくて目の前真っ暗だったんだよ」




『ま……え……え……？』





するとキルアはギュウウウと腕の力を強めた





キルア「帰ってきてくれて本当に良かった……無事で良かった……」




『キル……アアアアァァァ泣』





何回泣かせるんだよおおおおおおお






泣かせる天才かよおおおおおおおお((







珍しくキルアから一緒に寝ようと誘ってきた





『久しぶりだね、一緒に寝るの』



キルア「あぁ、お前が出てったからな！！」




うわ、地雷踏んだわ




私はモゾモゾと布団を目の下までかぶった





キルア「A」







そろそろか









キルア「俺」
『ついていくよ。キルアから離れない』




キルアはキョトンとした顔でこっちを向いた





キルア「……よかった、お前が嫌だと言ったらどうしようかと焦ったぜ……」






言うわけない







キルアを守るんだから








『キルア、おやすみ』






布団の中






キルアと手を繋ぎ、目を閉じた









朝



悲鳴で目を覚ました




『！！！まさか』



隣を見るとキルアはもういない




急いで廊下に出ると、キキョウさんとミルキお兄さんが倒れていた





キルア「A起きたか！行くぞ！！」




キルアに手を引っ張られ廊下を走った





廊下の向こうに私だけが気づくように気配を表したゼノさんがいた




ゼノさんは私をまっすぐ見ていた







キルアを任せた






ということかな







私はゼノさんに口パクで任せてくださいと伝えた

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