最強の暗殺者は飴村乱数に拾われる (ページ26)

今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:82,226 hit

タバコページ26

いばらside

あ、顔顔…今僕、真顔だよ

『あっれぇ？三郎くんじゃーん！どーしたの？』ﾆｺ

｢あ、いや…見かけたから声をかけただけ…です｣

『そっか～！いい子だね！飴あげる！』

『ばいび～！』

｢あっ！！｣

飴を渡してそうそうに去る、じゃないとボロが出そうだしね…あの子多分鋭い

あ～…表情筋疲れた…ずっと笑顔で居るのも楽じゃない

そうだ…タバコあったっけ？
久しぶりに吸おっかな…お酒も飲みたいな

そうと決まれば今日は家に帰らないでいいか

僕は中央区の出だし…あそこでは禁止されてなかったからね！
まぁ僕が特別許されてただけで

もしこっちで捕まっても無花果おねーさんが逃がしてくれる

なにも怖がることもない

好きに生きればいいんだから

まぁ…好きで生きてるわけでもないけどね

気を抜くとすぐに真顔になる

僕は演技力には自信があるんだ…誰にも見破られたことはない

それはこれからもずっと…

『ﾌｰ…』

タバコに火を付け一息吸ってから吐き出す

『疲れた…』

このままお酒飲み行こ

～夜～

お酒…結構飲んじゃったな…ふらふらする

タバコも吸っちゃったから服変えてお風呂入って歯磨きめっちゃした

これなら分からないだろ…

｢いばら～？もう！探したんだから～♪｣

『ら…乱数』

探してたのかな…？
まぁ、もう満足したから帰るか

『ごめんね～？次からは気おつけるからね』ﾆｺ

｢じゃ、帰ろ♪｣

僕達は手を繋いで帰った

～事務所～

今は僕の部屋に居る

何故か乱数が出ていかないのだ…やっぱり帰らなかったから怒られるのかな？

｢いばら…｣

『なに？』ﾆｺ

ﾎﾟﾌﾝ

乱数が僕の隣に座る

｢どーしてタバコとお酒の匂いがするの…？｣

『え？』

嘘でしょ…？
めっちゃ気おつけたのに…乱数鼻よすぎ

『あ～、さっき喧嘩売られちゃってさ、その人達がタバコ吸っててお酒は飲みかけをぶっかけられちゃった』ﾆｺ

ま、嘘だけど

｢嘘でしょ？｣

『嘘じゃないよ？』

ﾊﾞﾝｯ

ん？

目を開けると後ろはベッド前には乱数横には乱数の腕

｢嘘だろ？｣低ぼ

！？
声低い…怒ってる？

『やだなぁ…嘘なわけないでしょ～？幻太郎じゃないんだからさ？』ﾆｺ

｢残念、左馬刻の所のポリ公からお前が酒場にいた事も割れてんだよ｣

『見間違いでしょ？』

やっぱり…銃兎いたのか…

｢証拠に……俺の事押し返せてないだろ｣

『そんな訳ないよ～』

乱数を押しのけようと腕に力を込める