死にたがり少女は何故か双子に愛される (ページ7)

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六ノ怪ページ7

いばらside

花子さん！？

凄い勢いで物怪に白杖代が突っ込んでいった

『きゃ』

花｢いばらはすーぐ怪異に引っかかるよね｣

花｢ダメだよ気を付けなくっちゃ｣

"ヒトなんてカンタンに死んじゃうんだからさ"

花子さんは私の目の前にしゃがみこんでそう言った

また助けて貰っちゃった…

頼んでもないのに

ボン

私の頭になにか落ちてきた

『ん？』

物｢ｷｭｰ｣

『ぁ……大丈夫？物怪ちゃん達』

花｢なんだ、知ってたの？｣

『うん…私は元々見える子だから』

花｢へー、じゃぁこの子達の事や噂は知ってる？｣

そんな簡単なこと…

『知ってるわ、噂の事を聞いて物怪ちゃん達を叱ろうと思って来たんだもの』

花｢ほんと！？もっと後に頼むはずだったんだねどね｣

花｢けど………危ないから1人で行動しないでね？｣

心配…されてるの？

『うん…』

花｢なんかさ……｣

花子さんは屋上に出て話し始めた

花｢放課後誰かと一緒に何かしたり…どーでもいい話したり｣

花｢そーゆートモダチっぽいの…｣

"なんだろ懐かしい"

トモダチ…

『花子さん………』

花｢え？｣

『貴方の本名を教えていただけるかしら？そっちの方が…』

"トモダチっぽいでしょ？"

花子さんはへにゃりと笑って

花｢普……柚木普｣

あまね…

私の本名…………………私は

『イバラ・ローズ…ブルーハート…変わらず呼んでね』

『あまね』

普｢………うん！｣

・

・

・

ﾓﾌﾞ｢最近多くない？ようせいさんだったらアンタ殺されちゃったりして｣

不可解な失せモノが続く時

それは"ようせいさん"の仕業かもしれません

ようせいさんの姿を見てしまったが最後

命まで盗られてしまうとか_______________

『はい』

ﾓﾌﾞ｢アメ？｣

『ようせいさんの被害に遭った時は持ち歩くといいらしいよ、そうすれば殺されないし失くし物も止まるらしい…』

ﾓﾌﾞ｢へー(白雪様に話しかけられた…)｣

ﾓﾌﾞ｢初耳ー(かわいい…)｣

『私…もう行かなきゃ』

ﾓﾌﾞ｢あ、はい！｣

ﾓﾌﾞ｢さよなら！｣

・

・

？｢待ってろ花子！オレは……テメーを祓う！｣

放課後の校舎で叫ぶ少年が…後に自分の脅威になるかもしれない事を私はまだ知らなかった