死にたがり少女は何故か双子に愛される (ページ6)

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五ノ怪ページ6

ｻﾞ…ｻﾞｻﾞ

誰からも忘れられてしまったものは

一体どこへ行くのでしょう？

消えてなくなってしまうのでしょうか？

いいえ

それらは

今でも私達のすぐ傍にいるのです

こんな噂知ってますか？

"ようせいさん"

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いばらside

花子さんは言いました

"丁度ニンゲンの助手が欲しかった"と

そして2週間が経ち私は_______________

『はぁ…デート…ねぇ』

花｢え！？デート！？｣

トイレ掃除をしていました

『誘われたのよ、3年の先輩に』

きっと私と付き合えたら凄いとか思ってんだろうけど…興味ないし行く気もないわ

花子さんとお話してる方が楽しいもの

花｢ねー俺にしなよ…そんな男よりずーっとヤサシクするからさ｣

『元から行く気ないわよ？興味ないし、そもそも先輩の顔も名前も知らないから』

花｢なーんだ、そーなの(よかった)｣

～授業～

今日は久しぶりに教室に来たな…あーめんど

ﾓﾌﾞ｢白雪さん！今日俺と遊ばない！？｣

ﾓﾌﾞ｢私も遊びたい！｣

とまぁ、こんなのがわんさか

『ごめんなさい…私、貴方達みたいなブスに興味ないの』ﾆｺ

なーんていつも通りの返事を返すと散っていく

あぁ、もう授業が始まる

先｢白雪さん！教科書15ページ1段落目から朗読｣

『やるわけないじゃない、他の人さしなさいよ』

先｢………じゃぁ、佐藤！｣

成績とかどうでいい…未来は決まってるんだから

ふと机に視線を戻す

あれ？

出していた物がない

勿怪ちゃん達か…

キーンコーンカーンコーン

さっきからクラスの人達が"物がない！"つて慌ててる

きっと勿怪ちゃん達のイタズラでしょ

めっ！って言いに行かなきゃ

最近噂が変わりつつあるから心配

～廊下～

あ、勿怪ちゃん達の声

古びたドアを開けると

勿｢み…た…な…｣

攻撃体制！？

"ようせいさんの姿を見てしまえば命まで取られてしまうのです"

バラさなくちゃ

霊符を構えた瞬間…誰かの声がした

花｢蹴散らせ白杖代！！｣