【刀剣乱舞】自己犠牲審神者【大倶利伽羅】 (ページ3)

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SIDE:加州清光ページ3

最近の主は、昔と変わってしまった。

段々と、俺らと話さなくなったのだ。
話す時も怯える目をしていて、変に声掛けて嫌われるのが怖くて、声をかけれない。

俺もそうだけど、主が大広間から居なくなると皆それぞれ声を発する。

「……今日も主さんと少ししか話せなかったや」

乱が泣きそうな声でぽつりと呟く。
乱の隣にいる五虎退は既に泣いているようだ。
それを、薬研が慰めている。

「初期刀とは、一体なんなんだろうな。最近主は大倶利伽羅としか話さない。俺に相談すらしなくなった」

極めて、布を外した山姥切もそう言っている。

昔の主は、こんなことは無かった。
皆それぞれに、声をかけていたし愛されてた。
俺達もそれに応えていたつもりだった。

なのに、とある日を境にして、それが無くなった。

「……俺、嫌われたのかな。もっと可愛くないと愛されないのかな」

正直、俺は今相当滅入ってる。
でも、これで堕ちたら主に心配かけるって分かってるから、そんなことはしない。
分かってはいるけど、寂しいんだ。

いつか、また、俺たちは主に愛されるのかな