【テニスの王子様】既婚者はトリップしました。2 (ページ20)

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真田「なんだ、A。」

『大会後お話があります...ベンチで待っていてください』

私はそれだけ伝えると、また青学側の観戦場所に戻った

周りには青学メンバーはおらず、どこかで話し合いをしているようだった

赤也「あれ？A先輩？」

後から声をかけられ振り返ると、赤也くんがいた

さきほどまで壁打ちに行っていたのか、手にラケットを持っていた

『赤也くんじゃない。ここ、見やすいわよ』

ぽんぽんと自分の横を叩くと、素直にてくてくとこちらに歩いてきた
可愛い。

赤也「先輩、なんでこっち側にいるんすか？
てっきり、柳先輩とかといるのかと思ってたっす」

『こっち側のほうが、立海も青学も見やすいの』

赤也「確かに言われてみれば...」

私は試合に目を戻す
真田副部長つらそうだな

『真田副部長、押されてる』

赤也「ええぇ！？...ってほんとだ...

ふくぶちょおおおお！俺に怒っといて負けるなんてなしっすよ！！！！」

この試合に負ければ立海は敗退。

立海の運命は、いかに。