【テニスの王子様】既婚者はトリップしました。 (ページ4)

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さよなら、みんな_

そう思った時、私は真っ白い光に包まれた部屋にいた

川や花畑も何もなく、まるで隔離された部屋みたいだ

すると、誰もいない空間から声が聞こえる

？「やあ、君が木下Aさんかな？」

『えぇ、そうですけど...ってなんで名前知ってるんですか！？』

？「まぁまぁ、そこは企業秘密。

君にはとても申し訳ないことをした...

あそこには大罪人がいてね、そいつをやろうと思ったんだけど。」

つまり...

『私を巻き込んだ、と？』

？「そう。でも、現世に戻るのに少し時間がかかる

そのあいだ君には別の世界へ行ってほしいんだ」

『小説によくありそうなトリップってやつですか』

？「トリップってやつだよ

君は...確かテニスが得意だったよね。
じゃあ、【テニスの王子様】ってとこに行ってもらおうかな」

マジか、マジでトリップできんのか。

でも、あの空間にもどれるのなら

愛する人達と一緒に暮らせるのなら...

『わかりました。』

？「ごめんね、行ってらっしゃい

あ、僕の事は夜(よる)とでも呼んでね。」

その声が私に届いた時、私はまたもや見知らぬ部屋に行かされるのであった。