【ジョジョの奇妙な冒険】その女、吸生鬼につき【DIO】 (ページ25)

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24話 SCストーリー突入ページ25

スタンドの能力も弱体化されると聞いたが全然そんなことはなく健在だ。機内で隣に座る花京院を横目に私は少し眠ろうかなどと考えた

「A、お前は手を出すな。私が承太郎を仕留める」

ないと思うが花京院が寝返った時のため、私も肉の芽を植え付けられているフリをする

「私がやるわよ。花京院。あなたは引っ込んでなさい」

花京院はその虚ろな目で私をひと睨みするとくるりと反対を向いて目をつぶった

「私の名前は典明だ。私だけ下の名前で呼ぶなど変だろう」

「…」

なんだこいつ…別にそんなこだわりいらねえだろと思いつつも

「そう、典明」

ちゃんと返事くらいはしてやる。まだ何か言いたそうだったが私はそれを遮断するように典明から身体を反対にして今度こそ眠ろうと考えるのであった

ーー

「…い、おい」

「…ん？」

「着くぞ。準備しろ」

「…ん、ありがと」

意外といい奴だった。きっと肉の芽でちょおっとDIO様大好きちゅっちゅになっちゃっただけかもしれない

「勘違いするな。僕が恥をかきたくないだけだ」

こいつ…ツンデレかよ…

考えるのも面倒になってそう。と適当に返しておく。

そういえば…

「花京院を承太郎と同じ高校に潜入させる。すでに手続きはしてあるからお前も高校生の服を着て花京院について行くがいい」

とか言われてセーラー服？とかなんとか着てるんだけど動きにくいなあ…スカートはやだな

花京院と同じものがいいと言ったがそれは男子用で怪しまれると言われたので渋々引き下がった。

花京院について行き、タクシーでクウジョウジョータローの住んでいる家の近くの仮拠点的なところへ向かう。お金は全部DIOパパからだよ！

支払いを済ませ、アパートの一番端っこの部屋へ入る

「ここだ」

「…」

なんもないなあ。DIOに拾われる前は何もないとかそんな次元ではなかったがいろいろと贅沢しすぎたな…

「荷物は片付けろ。僕の部屋には入るな。煩くするな。炊事洗濯は自分でやれ」

「うるさいわね、少し黙れないの？」

いやーな女を演技演技…てか典明君もなかなかいい性格してるんですね…

DIOに渡された財布を手に、とりあえず吸生鬼だとバレぬように食事を作ろう。人間らしくは大事ですよー

「どこへ行くんだ」

「なによ、関係ないんじゃないの？」

「関係ないとまでは言ってないだろう」

めんっっっ…どくせえ

「買い物。なに？ついでに買ってきてほしいものでもあるの？」

「…チェ…いや、ない」

チェ？