37日目 ページ9
お盆休みって一日が早く感じる。
いつの間にか鎌倉旅行一日目。
本日の運転は五郎くん。
そして私は自然と助手席。後部座席の他4人は五郎くんに抗議していた。
わちゃわちゃと車のなかで過ごしていたらいつの間にか高速道路を降りて、海が見えてビーチに着いた。
「今日は丸一日借りたから、好きに使っていいって」
五郎くんの友達サポートもあって今日はのびのび過ごせそう。
やっぱりプライベートビーチなだけあって私達しかいない。
そして皆は五郎くんの準備の分担の話を聞いてるのか聞いてないのか…って、多分聞いてないんだけれど…早速水着になっていた。
「ひゃはは！水着とか久しぶりすぎてやべー！」
「うわぁー！じろったらいつの間に筋肉なんかつけてたの？」
「あれ？いちくん知らなかったっけ？」
「いや待てよ！まず、バーベキューのセット運ぶの手伝え！てゆーか着替え早すぎだろ…」
「はぁー？俺、こんな重いの運びたくないんですけど！」
思い思いにはしゃぐ舞賀兄弟。
「私どれ持っていけばいい？」
「あー…じゃああのパラソル持って行ってもらっていい？」
私は五郎くんに頼まれたパラソル…と、追加のレジャーシートを運ぶ。
レジャーシートを砂浜に固定して、パラソルを思いっきり砂浜へさした。
案外サクッとささった。日陰も出来て、パラソルの下にミニテーブルが置かれる。
そんなこんなで皆ハイスピードで用意が終わり、炭もいい具合に火が通り始めた。
既に次郎くん、三郎くん、四郎くんは海でバシャバシャ。
他のいちごコンビは着々と下ごしらえ。
そんな中私は水着へ着替え、上にパーカーを着て…
試しにくるりと一回り。
私が選んだ水着は白とミントグリーンの色合いで割とスポーティな感じ。
下はデニムショートパンツを模した水着。
これなら海でも生きていける…！
早速みんなのところへ向かった。
「お、お待たせしました！」
生きていける！なんて思っていた割に緊張からギクシャクの敬語になってしまった。
パラソルへ戻ってきたらさっきよりも用意が進んだ一郎くんと五郎くん。
「パーカー暑くないの？」
「い、いいの！焼けちゃうからね！」
五郎くんは早速痛いところをついてくる。
「なんか水着になったように見えない〜」
「んー…それは、こういう水着なの！」
一郎くんからチクリとブーイング。
「でもま、落ち着いたら海入ってきなよ。」
「んふふ、そうしなよAちゃん」
…やっぱり彼らは私の緊張を見抜いていたらしい。
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ゆめ - すごく面白い作品ですね！読んでて楽しかったです！ (2020年11月14日 18時) (
レス) id: 49abb5db6b (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんばんは☆とても面白くて☆MAXです♪更新楽しみにしてます(^ー^) (2019年8月18日 2時) (レス) id: a884a0770b (このIDを非表示/違反報告)
モフ子 - とっても面白いです！更新頑張ってください (2019年8月12日 1時) (レス) id: 7d376a875d (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - とても面白く続きがすごく気になりなりました！更新頑張ってください(^^) (2019年7月16日 21時) (レス) id: aa2eff3fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はやま | 作成日時：2019年3月8日 21時
