検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:80,045 hit

32 ページ33

「……Aお姉さん、安室さんを知ってるの?」






と、小学生とは思えないような目で私に問うてきた。




「え、ていうか…安室……」








「こ、コナン君!Aとは幼なじみでさ!
いやぁ、偶然だな!こんな所で会うなんて。」








降谷さんをちらりと見ると、
“話を合わせろ”というような顔でこっちに睨んできた。






ちょ、怖いって。







「そ、そそそそうですね!ぐ、偶然、だなぁ!」








「おい、敬語、敬語外せ!」(小声)




「え、いいんですか?」(小声)








降谷さんは降谷さんだから敬語使わないとって思ったけど、いいの!?マジで!?







これ貴重な体験だぞ!降谷さんにタメ口で言えるのは!







「……ふーん、そうなんだぁ。小中高一緒なの?」






「そ、それはだな……」








あれ、降谷さん困ってるな。
ここは後輩である私がフォローへいくとしよう。








「そうだよ!」



「は?」







「いやぁ……ふる…安室?とは最初はライバル的な立ち位置だったけど、だんだん心が開いてきて最終的には心が通じあって、そこから仲良くなったんだよね!安室!」









「……あぁ、そうだな。」









あれ、やりすぎたな。
めっちゃ怒ってる、降谷さん。
だって凄い顔してるし!あれ、人の目じゃないよ!
やばい、この後死ぬのかな?
生きて帰ってこれるか?









それからコナン君と一緒にハムサンドを堪能して、
コナン君から“せっかくだから、一緒に帰れば?”
との言葉が降ってきた。








いや、死んじゃうよ?
いいの?ガラスのハートだよ?
バキバキにヒビ入るよ?









「……では、Aさん?行きましょうか?」







「う、こわ……はい。」





これが降谷さんの安室バージョンか。
通常の降谷さんのこれを見たら笑いすぎて死亡するな。






それからいつもの降谷さんの車に乗り、私は助手席に座った。
降谷さんの助手席には乗りたくなかったが。






「で、なんでお前がコナン君と?」




「え、そうしたら降谷さんだって」

「お前が先だ。」







降谷さんに今まであったことをできる限り話した。
もちろん、“沖矢昴”のことも。









「……は?お前、沖矢昴と接触したのか?」





「え、そ、そうですけど。」




いや、顔怖いって!






「お前、沖矢昴のこと、何も知らされてないんだな。」




え、なんの事?

33→←31



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
350人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜空 -Night Sky-(プロフ) - あなたの上司です((( (2020年6月10日 19時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - 夢主ちゃんそれなですw (2020年6月8日 18時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇありー(プロフ) - juno108さん» 完結した後書こうかな…… (2020年6月7日 17時) (レス) id: dcb417370f (このIDを非表示/違反報告)
juno108(プロフ) - 風邪の時の降谷さんsideすっごく気になる、、 (2020年6月7日 15時) (レス) id: 73960369a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇありー(プロフ) - juno108さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年6月7日 6時) (レス) id: dcb417370f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふぇありー | 作成日時:2020年5月21日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。