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「……Aお姉さん、安室さんを知ってるの?」
と、小学生とは思えないような目で私に問うてきた。
「え、ていうか…安室……」
「こ、コナン君!Aとは幼なじみでさ!
いやぁ、偶然だな!こんな所で会うなんて。」
降谷さんをちらりと見ると、
“話を合わせろ”というような顔でこっちに睨んできた。
ちょ、怖いって。
「そ、そそそそうですね!ぐ、偶然、だなぁ!」
「おい、敬語、敬語外せ!」(小声)
「え、いいんですか?」(小声)
降谷さんは降谷さんだから敬語使わないとって思ったけど、いいの!?マジで!?
これ貴重な体験だぞ!降谷さんにタメ口で言えるのは!
「……ふーん、そうなんだぁ。小中高一緒なの?」
「そ、それはだな……」
あれ、降谷さん困ってるな。
ここは後輩である私がフォローへいくとしよう。
「そうだよ!」
「は?」
「いやぁ……ふる…安室?とは最初はライバル的な立ち位置だったけど、だんだん心が開いてきて最終的には心が通じあって、そこから仲良くなったんだよね!安室!」
「……あぁ、そうだな。」
あれ、やりすぎたな。
めっちゃ怒ってる、降谷さん。
だって凄い顔してるし!あれ、人の目じゃないよ!
やばい、この後死ぬのかな?
生きて帰ってこれるか?
それからコナン君と一緒にハムサンドを堪能して、
コナン君から“せっかくだから、一緒に帰れば?”
との言葉が降ってきた。
いや、死んじゃうよ?
いいの?ガラスのハートだよ?
バキバキにヒビ入るよ?
「……では、Aさん?行きましょうか?」
「う、こわ……はい。」
これが降谷さんの安室バージョンか。
通常の降谷さんのこれを見たら笑いすぎて死亡するな。
それからいつもの降谷さんの車に乗り、私は助手席に座った。
降谷さんの助手席には乗りたくなかったが。
「で、なんでお前がコナン君と?」
「え、そうしたら降谷さんだって」
「お前が先だ。」
降谷さんに今まであったことをできる限り話した。
もちろん、“沖矢昴”のことも。
「……は?お前、沖矢昴と接触したのか?」
「え、そ、そうですけど。」
いや、顔怖いって!
「お前、沖矢昴のこと、何も知らされてないんだな。」
え、なんの事?
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夜空 -Night Sky-(プロフ) - あなたの上司です((( (2020年6月10日 19時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - 夢主ちゃんそれなですw (2020年6月8日 18時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇありー(プロフ) - juno108さん» 完結した後書こうかな…… (2020年6月7日 17時) (レス) id: dcb417370f (このIDを非表示/違反報告)
juno108(プロフ) - 風邪の時の降谷さんsideすっごく気になる、、 (2020年6月7日 15時) (レス) id: 73960369a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇありー(プロフ) - juno108さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年6月7日 6時) (レス) id: dcb417370f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぇありー | 作成日時:2020年5月21日 19時