犬系警部補。【降谷零】

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「Aお姉さん！ここだよ！ちなみに毛利探偵事務所はここの上ね！」








「ほぉ……ここがね。」







なんていうか……普通っぽいカフェ？かな。

店内の中を覗くと、女子高生がわんさかいる。
何やら噂のサンドイッチを食べている。






女子高生の目的はその例のイケメンか？









「？Aお姉さん？入ろうよ！」




「え、あうん。」








カランカランとドアに付いている鈴を鳴らしながら“ポアロ”へ足を踏み入れた。




あ、めっちゃいい匂い……






「いらっしゃいませー！あれ、コナン君？そちらの方は？」








出迎えてくれたのはここの店員さんらしきとても美人なお姉さん。
ここの店、美女もイケメンもいるの？







「こんにちは！この人はAお姉さん！僕が誘ったんだ！」






「あ、はい！金森Aです！」









「あ！そうだったんですね！ささ、このお席へお座りください！」





丁寧に店の席へ案内してくれるお姉さんにお礼を言いながら、妙に座り心地がいい椅子に座った。







なんやこれ、ふかふかやんけっ！！！
ずっと座っていたい。






「ご注文は何にしますか？」






「え、あ……うーん…初めて来たので何にしようか……」







「ハムサンドにすれば？安室さんが作るハムサンドは格別だよ！」






「あぁ……そうなの？じゃあ、それで。」






「はーい！かしこまりました！」





と、接客をしてくれたお姉さんが厨房へトコトコと歩いていき






「安室さーん！ハムサンドひとつ入りました！」




安室さん？
どんな人だろう……
もしかして、例のイケメンか？





「はい、わかりました。」









「………………え」







おいおいおい！待て待て！









聞いたことがある声だと思ったら！









降谷さんの声にとてつもなく似ているんだが？




いくらなんでも似すぎでしょ！
あ、でも聞き間違いかもしれない……
ま、まあ降谷さんがこんなところで働いてるわけないよね！









「お待たせしました、ハムサンド……です。」









「っ！ふ、ふふふふ」







「ふる」









料理を運んできた店員さんが違い、よく見るとその人は






降谷さんだった。






私が“降谷さん”と言いそうになった所を手で口を塞がれた。









「……お前、なんでこんなところにいるんだ。」







「こっちのセリフですよ……」

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