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「ふ、降谷さん……?ま、まさか……先輩とそんな関係が……」
「は!?違う!違う!断じて違う!」
「降谷さん……まさか、そんな人だったなんて……」
風見、それは先輩にも失礼だぞ。
後、降谷さんにも。
「か、風見!?これは誤解だ!」
降谷さんが珍しく慌てて私たちに誤解を撤回させようとする。
その時、私は先輩をちらりとみた。
いつの間にか降谷さんの上から離れて、私たちの様子を伺っているようだ。
なんだろう……何か違和感が……
何かを企んでる?
もうキスマはやめて欲しい。
すると、先輩が怪しく笑った。
嫌な予感的中。
「…降谷さーん。」
「なん」
「「!?!?」」
降谷さんの頬に先輩の唇が。
「ふ、ふふふふ降谷さん!!!」
「じゃ、降谷さん、ありがとうございましたー。」
先輩は固まっている私たちを放置し、降谷さんの部屋から出ていった。
「……降谷さん、大丈夫ですか……?」
そう風見が言った途端、降谷さんは勢いよくキスされた場所をゴシゴシと拭いだ。
「ちっ……またやられた……」
「うう……私の降谷さんにっ!!!」
「お前のじゃないからな。」
マジで先輩何してんだ。
ちょっとあの先輩マジで嫌だわ。
ちょっくら1発かましてくるか。
「……まあいい機会だな。」
「?何がですか?」
「……A、上書きしろ。」
「えっ」「えぇ!?」
風見と言葉が被るくらいの衝撃的な一言だった。
ていうか前も降谷さんにいわれた気が……
「……降谷さん、試してます?」
「いいや?断じて。」
「えぇ!?ふ、降谷さん!」
“し、しっかりしてくださいよ!”と泣き顔の風見が言う。
ていうかなんで泣いてんだ。
「本気だぞー……Aー……早くしろぉ……」
「……ん?」
降谷さん、どこかしら顔が赤くなっている気がする。
口調もあやふやだし。
これは……もしかして
「……ちょっと降谷さん、おでこがしてください。」
「ぉい……やめろぉ……」
降谷さんの前髪を上げておでこに手を置く。
確かに、おでこが熱い。
これ
風邪じゃねぇか。
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夜空 -Night Sky-(プロフ) - あなたの上司です((( (2020年6月10日 19時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - 夢主ちゃんそれなですw (2020年6月8日 18時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇありー(プロフ) - juno108さん» 完結した後書こうかな…… (2020年6月7日 17時) (レス) id: dcb417370f (このIDを非表示/違反報告)
juno108(プロフ) - 風邪の時の降谷さんsideすっごく気になる、、 (2020年6月7日 15時) (レス) id: 73960369a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇありー(プロフ) - juno108さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年6月7日 6時) (レス) id: dcb417370f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぇありー | 作成日時:2020年5月21日 19時