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「はぁ……終わんないよ……明日って聞いてない。」
あと、何枚だ?
52枚……
お わ っ た
「あぁ!もうやだー!」
「おい、なんの騒ぎだ。」
「あ、風見。」
とてつもなく嫌そうな顔で、私に聞いてきた風見裕也くん。
そんな顔しなくても……
「……資料…まとめるの終わんなくて……で、でも大丈夫だよ!あと“徹夜”すれば何とか終わるから!」
「……はぁ……」
「……手伝ってやる。」
「……えっ」
“ほら、貸せ”と資料の52枚のうち30枚程度手に取った。
イケメンかよ。風見のくせに。
「おい、何か言ったか。」
「え!?い、いや?と、特に何も?」
「……はぁ……そんなこと思うより、早く仕事終わらせるぞ。」
「…はい。」
2人でせっせと52枚もの書類をまとめる作業を終わらせることができた。
2人ともぐったりしていた。
「はぁ…終わった。52枚はきついよ……」
「……俺はその倍ぐらい降谷さんに渡されるけどな。」
え、それは終わったくね?
いつも?え?
降谷さんスパルタすぎ((
「……風見。ありがと。」
「……おう。早く降谷さんのとこ行って書類渡してこい。」
「!はい!行ってきます!」
私はチーター並みの足の速さで降谷さんがいる、
部屋まで猛ダッシュした。
早く!早く!降谷さんに!
「降谷さん!お待たせしました!」
「……」
あれ、寝てる?
寝ている?降谷さんに少しずつ近づいてみる。
書類を見ながら、伏せている。
降谷さんにそーっと耳を近づけてみた。
「…スゥー……」
静かな寝息が聞こえた。
こんなところで寝る姿なんて初めてみたな。
降谷さん、今日で何徹目?
一昨日から隈が凄かった気がする……
てことは
「三徹目!?」
「うおっ」
「あ」
起こしちゃった……
もっと降谷さんの寝顔見たかったな……
「…ふぁー……で、なんだ?A。
何しに来たんだ?」
「あ!書類です!2人で頑張って終わらせました!褒めてください!」
「……お前、2人って……風見とやったのか?」
「はい!ほぼ風見です!」
「……まあ、終わらせただけいいか。
よくやったなA。」
「はい!これからも頑張ります!」
こうやって降谷さんに褒めてもらうの好きなんだよな。
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夜空 -Night Sky-(プロフ) - あなたの上司です((( (2020年6月10日 19時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - 夢主ちゃんそれなですw (2020年6月8日 18時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇありー(プロフ) - juno108さん» 完結した後書こうかな…… (2020年6月7日 17時) (レス) id: dcb417370f (このIDを非表示/違反報告)
juno108(プロフ) - 風邪の時の降谷さんsideすっごく気になる、、 (2020年6月7日 15時) (レス) id: 73960369a7 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇありー(プロフ) - juno108さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年6月7日 6時) (レス) id: dcb417370f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふぇありー | 作成日時:2020年5月21日 19時