ポアロの隣の花屋さん。【安室透】【降谷零】

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安室さんが家まで送ってくれて、エレベーターに乗り、4階を押す。




「あ、安室さん！あの時は助けていただきありがとうございます。」





「当然ですよ。怖くはなかったですか。次は必ずお守りしますから。」




いや、手握んな。





「あ、あはは……ありがとうございます。
怖くはなかったですよ。結構、私が小さい頃に誘拐とか多くて……慣れちゃいました。」





「え、慣れちゃいましたって！
それって大丈夫だったんですか！？」






「大丈夫です、大丈夫です。
その時はいつも両親が助けてくれました。」





今思えば、両親がFBIってのもありえるな。
なんで気づかなかったんだ。









そして、４階に着いた。
安室さんが鍵を開けた。

「はい、どうぞ。」



安室さんが私に向けて、玄関のドアを開けた。



さすが、完璧男。
レディファースト。最高。





「ありがとうございます。」




玄関に足を踏み出し、靴を脱いだ。
そして広がる。ローズの香り。
あぁ、やっべええ匂いやなぁ。







「安室さんのお部屋って凄いいい香りがするんですけど、香水とかやってますか？」





「いや、特にしてませんよ？」





あ、匂いの元はこの人か。
確かに抱きしめられた時、ローズの香りしたな。





マジで女じゃねぇか。

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