ポアロの隣の花屋さん。【安室透】【降谷零】

25 ページ26

「どうしたんですか？安室さん。」




何故か、安室さんは大きな鍋を持って家の前に立っている。
すごくいい匂いがする。
カレーか？






「夕飯を作っていたんですけど……余ってしまって……よかったらAさんも、と。」




「え！ほんとですか！嬉しいです！
ほんとにいいんですか？」




「どうぞどうぞ！ちなみに何かわかります？」





「うーん……カレー！」





「……違いますよ。肉じゃがです。」




どういう間違えしてんだ。
カレーと肉じゃが間違える？
だって匂いカレーだったけどなー






「良ければ一緒に食べませんか？
あ、もしかしてもう夕飯食べちゃいました？」





「いや、紅茶しか……」




「えぇ！？いつも紅茶だけですか？」





え、なんでわかったん？
言っとらんよな？






「だから、こんなに細いんですよ。しっかり栄養とってください。」





「え、でも、太っちゃうんです。」





「大丈夫です。死にたいんですか。」





「死にたくないです。」





”では！行きましょうか！”
そう言い、私の手を引っ張りながら安室さんの部屋へ連れていかれた。








「おぉ……めっちゃ綺麗。」




「Aさんと同じ部屋じゃないですか。」






いやいや……次元が違うよ。
真っ白だよ。壁も家具も。
部屋の匂いもいい香りするよ？
ほんとに男か？この人は。

26→←24

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す