化け狐 (ページ5)

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4話ページ5

武道「マイキーくん！！」
マイキー「どうした？タケミっち」
タケミっち？なんで｜倉庫《ココ》に…
ドラケン「今大事な話してんだ」
パー「またテメーか」
ペー「引っ込んでろカス」
『ちょっと、落ち着きなよ』
タケミっちは何かを決心したようにマイキーを真っ直ぐ見た。
武道「愛美愛主との抗争、やめませんか？」

マイキー「……は？」

抗争を、辞める？なんで？どうして？彼女さんがやられたのに？何言ってんの、コイツ。
武道「この抗争は根拠は言えないスけど、誰かが裏で糸引いているんス」
根拠は言えない？なのに抗争はやめろって？何言ってんの、タケミっち。
怒りで顔を真っ赤にしたパーがタケミっち君を投げ飛ばす。
ぺー「テメー、ふざけてんじゃねーゾ？なあ？パーちん」
パー「消えろ、これ以上喋ったら殺す」
重い空気が漂った。
『で、パーはどうしたい？全面抗争？5体5？』
私が話を進めようとすると、またタケミっちが口を挟む。
武道「ダメっす！愛美愛主と抗争はダメっす、東卍はハメられてるんです！」

パー「立て!!!」
グイッとタケミっちのTシャツの襟を掴む
パー「あﾞ!!?抗争はダメ!!?根拠は言えねえ!!?じゃあ、誰がオレの親友の｜彼女《ヨメ》ボコったんだよ!!!誰がソイツの女レイプしたんだコラ?!!」
パーがタケミっちを殴り続ける。誰も止める気配がない。どうしよう…
武道「わかんねーっスよ!?でもッ!!」
殴られ続けてもなお、タケミっち君は私らを説得しようとする。
…ホントなのかな。タケミっち君の言ってること、信じてもいいのかな。
マイキー「…タケミっち、お前の話はわかった。でも俺らは愛美愛主とやる。オマエはなんもわかってねえ。オレがやるって決めた以上、東卍は愛美愛主とやるんだよ」

武道「オレ退けないっスよ!?愛美愛主とやりあったら東卍は終わります！！せっかくマイキー君やドラケン君達と仲良くなったのに…東卍が終わるなんてオレ嫌っスよ!!」
東卍が終わる………？終わるって、無くなるってこと？なんで…？
パー「わかんねぇー野郎だなぁ！？」
パーがタケミっち君に殴りかかろうとするが、ドラケンが止める。
パー「おい！何すんだ！！」
ドラケン「タケミっちが退かねーって言ってんだ、少し愛美愛主調べてみてもいいんじゃねーの？マイキー」