先生、俺を見てどうぞ【ダーモト】

初めての朝 ページ11

ダーマside


強い日差しと、美味しそうな匂い、小鳥の声で
目が覚めた。

久しぶりの安心する朝だ

昨日抱き締めていたモトキの代わりの、
大きめのクッション

「せんせー、おはよ。朝ごはんできてるよ」

『ん…？おはよう……ありがと』

「せんせーなかなか俺の事離さくてさァw
出たら出たで寂しそうにするから代わりに
クッション置いちゃった」

『だから途中からちょうどいい柔らかさが消え…………あっ』

「変態教師ー！！さいてー！」

『うるせェな』

「せんせー和食派か洋食派どっちかわかんなくて今日は和食だけどいい？」

『うん。和食派。ありがと』

テーブルにはご飯と鮭と味噌汁。

美味そう

「そうだ。洗濯と片付けしておいたよ。
お嫁さんにはならないけどお嫁さん代わりに
なったげるよ」

『余計なお世話だ』ﾊﾟｸ

「おいし？」

『うん。味噌汁もちょうどいいしょっぱさ
してて美味い』

「よかった。それから学校の資料と教科書もまとめておいたよ。鞄あれでよかった？」

『うん。』

『完璧。ご馳走様でした。
お前の飯は？』

「おれ菓子パン食ったから。だいじょぶ」

『そ。』

「あとせんせー部屋汚すぎ。ものも出てるけどほこりがすごい。それからお風呂も汚い。
同様でホコリすごいし蜘蛛もいた。ちょっと
錆びついてたし。」

『あ、あぁ、わりぃな』

「歯ブラシは買ったけど布団は買えなかったから一緒に寝て？」

『お前のこと抱き枕にしていいなら
いいよ。』

「…いいよ。さ、学校行こ。」



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