【銀魂】十 よく考えてみれば元攘夷志士の私が真選組総長してるってヤバい

第四百三三訓 ページ15

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みずは「てな訳でベリーショートで男だと間違われ入隊を許可されました。」

松平「本当の所は？」

みずは「私がバカだからです。すみません。」

佐々木「エリートの私には到底分からない話ですね。エリートの私には。」









そう。私は微妙に事情を知らずに江戸に来た。

ベリーショートで男に間違われ入隊。その後男じゃないと誤解がとれ、現在に至る。









みずは「ですがいくら事情
を知らなかったと言え私は元攘夷志士。

ただでさえ立場が危うい真選組にこれ以上の
スキャンダルは起こせません。

勿論ここは責任をもって辞職だって切腹だって受け入れる気です。

辞職届は先程既に書き終えてます。」









シーンと部屋は静まる。




辞めてよ、

いつもみたいに銃を乱射して出てけとか切腹しろとか言ってよ。







コンコン





ふと部屋のドアからノック音がする。








松平「遅かったなァ、入れ。」


みずは「？」


近藤「失礼します。」







入って来たのは近藤さん、トシ、総悟。

そして原田含む隊長達だった。









みずは「！」







だめ、ここで流れちゃあダメ。


私は彼らを裏切ったのよ？


元であるとは言え、攘夷志士。


いくらでも言う機会なんてあったのに。





逃げていた。





私は逃げていた。








自然と私の視線は下に下がった。








近藤「みずはちゃん、帰ろう。」







私は意を決して立ち上がる。




こうなったら近藤さんに辞職届を出そう。






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