検索窓
今日:12 hit、昨日:10 hit、合計:127,093 hit

第四百二九訓【過去編】 ページ11

.









シーンとあたりは静まり返る。






近藤「!」







みんな驚いている。そりゃあそうか。

竹刀を弾き落とされた彼も目を見開きこちらを見る。

そんな空間をぶち破ったのは、








「アンタすげーな!土方を倒すなんて!」








まだこの道場内で幼い彼。

私が道場の中に入ってきたときの目とは違う、キラキラとした目。なんて可愛いんだ。将来が楽しみ。

私はしゃがんで彼と目線を合わせる。







みずは「ちょーっと手加減したんだから。」

「本気出して良かったのに。アイツをボコボコにしてくれ。」

みずは「え、」






前言撤回。この子の将来が少し心配だ。

かなり本気な顔でボコボコにしてなんて頼むなんて。将来はドS確定だな。なんて思いながら頭を撫でる。








近藤「いやぁ、驚いたな。まさか本当に勝ってしまうとは。」







その声で周りにいた人も気がつき話し始める。






「てめェ、もう一度しろ!」






先程までその場で立ち尽くしていた彼は
再度竹刀を構えこちらに向ける。

彼の目からはたくさんの思いがヒシヒシと伝わってくる。私と同じ、だからかな。






みずは「強くなりたい。でしょ?」


「!」


みずは「焦っちゃダメ。
突っ走っていっちゃダメ。


貴方は一人じゃないんだから。」







そういうと彼は竹刀を下げ、こちらに近づく。

私はそれに合わせて立ち上がる。






土方「土方だ。土方十四郎。」

みずは「阿部みずはよ。」



「おいこっちに近づくんじゃねェよ土方!」

土方「すいませんっす、沖田先輩。」

みずは「へぇ沖田君って言うんだ。」







沖田「沖田総悟だ!」

みずは「よろしくね。」







こうして私は彼らと出会った。






.

第四百三十訓【過去編】→←第四百二八訓【過去編】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
173人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 攘夷戦争   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みかん - ナウシカ♪さん» 完結お疲れ様でした!!ただ、ちょっといやかなり寂しいですが…と思ったら続編があったァァァ!!!!よかった!今月一番ホッとしました。 (2018年2月28日 17時) (レス) id: 4389491407 (このIDを非表示/違反報告)
ナウシカ♪(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!!さてさて改めて続編が金魂になりましたね笑まだ金魂の方は終わりそうにないです、、、!!! (2018年2月27日 19時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
ナウシカ♪(プロフ) - さっくぅさん» さてさて終わる終わる詐欺になるのでしょうか、、、!?続編が出来ましたのでこちらもよろしくお願いしますね! (2018年2月27日 19時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
さっくぅ(プロフ) - 本当に終わりですか!?終わる終わる詐欺ですか!?そうであってほしい! (2018年2月27日 7時) (レス) id: 964aa4279e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - この作品完結!!私はこの小説気に入ってたのですがショックです。 (2018年2月27日 6時) (レス) id: d89e7bb0b2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ナウシカ♪ | 作成日時:2018年2月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。