私は可愛い人が大好きですもれなく美人も好きです (ページ4)

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たまたま私が実家住みだったから良かったけどさ、もし一人暮らし始めたばっかで部屋借りたばっかだったらどうするのよ？！って思いながらココアを一気飲みする
『プハァ！荷造りしよう、そうしよう』
イライラする時は寝るか、作業するかに限る
ママに事情を話すと、手伝うと言われたが、服とか本しか持ってくつもりないので大丈夫だと言った
『じーじーじーじーじー！』
鼻歌歌いながら、いやほぼ熱唱しながら準備する
明日は寝よう。着いたら寝よう。ダンボールをそのままにして寝よう。
そう思いながら徹夜でダンボール4つ分の荷物を用意した。ワシ服多すぎワロタ。四季に備えすぎ。

『それじゃ、多分お盆…も帰って来れるかわからないけど暫く帰れないと思うから。できるだけ電話とかするから安心してね。健康に気をつけてね、じゃあね』
私のママは過保護って程でもないが心配性だから唯一の娘が知らない男の中にポンっと放り込まれるのは心配で仕方ないらしい。
だから、少し強がって大人な自分感だして家を出た。
正直めちゃくちゃ怖いし帰りたいおうち大好き最高ママLOVE。

移動中電車の中で色々考えていた。
美少女目当てで芸能事務所に入社したのに、男の中にぼっち。
でも変に意識したら逆になんかアレだよね、ブスが相手にされるわけねぇから！みたいな、いや知ってますよ、そうだけどさ、なんかね？察して？
まぁ芸能事務所に務めた限りSNS系でそんな愚痴とか書けないし(書いてる人たまにいるけど)
きっと三十路迎える頃にはガールズグループ担当してるはず、でももしかしたら、、いやでも、、、
「ぁとぅぎは～」
グルグル考えていたらいつの間にか1駅乗り過ごしていた。オワタ。
仕方ねぇ、歩くか……。
歩きたくないのに歩いてる時は、自転車の人、クルマの人が憎く感じる(あるある)
途中道に迷ったのもあって予定の時間より1時間遅く着いてしまった。すっかりお昼時だ。申し訳ないとは思っている。反省はしていない。
一応インターホンを押すとおしゃんてぃなスウェットを着たTHE8さん、いやミンハオさんと言うべきか悩む…
MH「わざわざインターホン押さなくても大丈夫ですよ！もう家族と同じ存在になるんですから！」
と言われた。軽く泣ける。可愛い。何この子。性別が同じだったら抱きしめて1万円あげてた。
そして私はドカドカとリビングへ上がり込み、ソファに当然の如く座り、そして寝た。