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昔話 ページ20

其れは少し前の事だ…、と中也が語り出す。

中也side

「……はァ。此奴、ですか?」

俺が手に持つのは或る人物の写真。此処は首領室。目の前にはにこにこ顔の首領。

「そうだよ。いやぁ、其の人の異能力は是非ともウチ(マフィア)に欲しいと思ってね!」

「はい。で、俺が勧誘して来い…と?」

「うん、それじゃあ宜しくね。あ、此れ写真。」

俺は首領から受け取った写真の中の恐らく年上であろう女を見る。其の笑顔は…何処か…、パタン。首領室を出て俺は思わず呟いた。

「なァンか、太宰と似てやがンな…。」

最悪だ。何でよりにもよって太宰似なンだァ…??だが仕方ねェ。仕事は仕事だ。

____________やるからにはやりきる。

車を暫く走らせて着いたのは、なんの変哲もない海辺。
ザァザァ波の音がなっている。夏でもないこの季節に砂浜に佇む女。
ふんふん鼻歌を歌っている。

「ふんふんふーん♪

……あら、もう来たの。えーと。ポートマフィアの人?」

ゆっくりと振り返る其奴。写真でも似ていると思ったが、矢張り仕草や表情が太宰にそっくりだ。
嗚呼、凄ェ胸糞悪ぃな。太宰の女版とか鳥肌もンだ。嫌々話しかける。

「……そうだ、ポートマフィアだ。」

そう云えば太宰似の女、確か、望月知弦はうふふと云いながらにやりと微笑んだ。

「知ってたわ。勧誘でしょう。

お断りしますよ。無理矢理入れようったって、私が予想もしなかった事態がお気もしない限り無理ですから。」

嗚呼、クソ。話すだけで鳥肌が立つ…。

だが此処で引く訳には行かねェしなァ。

其の後ありとあらゆる利点を話したり、脅しを掛けてみたものの望月は全く動じない。

「話はそれだけ?なら結構よ。お引き取り願いたいものね。

ええと、……蛞蝓さん?」

「……ふッざけンなァ!!」

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岡崎 流儀☆*。(プロフ) - うめぼしさん» え、うっちゃあああん!?真逆のご登場や…。あんがと!更新はぼちぼち頑張りやーす! (2018年11月15日 22時) (レス) id: f88ab442e8 (このIDを非表示/違反報告)
うめぼし(プロフ) - りゅうちゃんすげぇ…めっさおもろいよ!続き楽しみにしてるねー(^○^) (2018年11月15日 22時) (レス) id: 7172afc4c5 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 流儀☆*。(プロフ) - なめこもどきさん» コメントありがとうございます!好きだなんて言って頂けるとは…。とても嬉しい限りです!更新頑張ります! (2018年11月14日 23時) (レス) id: f88ab442e8 (このIDを非表示/違反報告)
なめこもどき - この作品私好きです!頑張ってください! (2018年11月14日 22時) (レス) id: 2f8ccb0650 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 流儀☆*。(プロフ) - まんじゅうねこさん» コメントありがとうございます!伸びるなんて嬉しい限りです!気合をいれて頑張らせて頂きます! (2018年11月9日 17時) (レス) id: f88ab442e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:岡崎 流儀 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yuzu/  
作成日時:2018年10月20日 15時

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