涙 ページ45
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時が止まってるかのように長いキス
唇が離れると
オッパは優しい顔で私の涙を拭ってくれた
LT「もう泣かないで」
「うん…」
LT「辛いのは俺も一緒…」
そしてもう一度優しく私を抱きしめてくれた
「ごめんなさい…」
LT「なんでAが謝るの？笑 Aは何も悪くないよ」
「でも…」
LT「Aはずっと笑っていて、それが俺の幸せだから」
「オッパ…」
今までの中で1番強い力で抱きしめあった
それからまた夜景を少し眺めた
LT「…そろそろ行こうか」
「うん…」
手を繋ぎながら車に戻りマンションに向かった
いつも通りオッパの面白い話をひたすら聞いてたら
あっという間にマンションに着いた
車から降りたくないけど時刻は23:50
門限が迫っていた
LT「今日は1日付き合ってくれてありがとう」
「私こそありがとう、すごく楽しかった」
LT「またきっと会えるから…」
そういいオッパは私の頭を撫でた
「うん…絶対だよ…」
LT「たまに連絡する笑」
「わかった笑…じゃあ…いくね…」
LT「うん…辛いから…振り返らず…行って」
「…うん…わかった…じゃあ…またね」
LT「またね…」
私は車を降りた
振り返らず…
頭の中では今までのオッパとの思い出が蘇って来て
また涙が溢れ出した
辛くてずっと胸が苦しい
LT「A」
聞こえるはずのない声と共に
後ろから思いっきり抱きしめられた
「オッパ…」
LT「…ごめん、俺が耐えれなかった」
耳元でそう言われ私も涙が止まらなくなった
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作者名：しおり | 作成日時：2022年7月6日 23時
