誰にも渡さない (ページ44)

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ネックレスページ44

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2人で夜景を眺めて数分が経った

オッパも何も話さなくなって

沈黙が続いた

ここで言い出そうか悩んだ

言おうと思うと胸が苦しくて
なかなか言えなくて

でも言わなきゃ…

「オッパ…」

LT「A…」

え？

優しい顔から急に深刻そうな顔になったオッパ

私の言葉を遮るよに話し始めた

LT「当分…2人で会うの…やめようか…」

「え……」

オッパからそんなこと言われるなんて思ってなくて

いろんな感情が溢れ出し勝手に涙が流れた

LT「俺に…そう言おうと思ってたんでしょ」

「…え」

LT「Aの顔見てたらわかる笑」

涙のせいで言葉が出ない

そんな私をオッパは優しく微笑みながら
抱きしめてくれた

LT「ごめんね、俺のせいで辛い思いさせたね」

「ううん…オッパは悪くない…」

泣きじゃくる私の背中をずっとさすってくれた

LT「永遠の別れって訳じゃないからさ、また会える日なんていくらでもあるから…だからそんなに泣かないで」

「うん…」

そんなこと言われても涙が止まらない

辛くて寂しくて胸が苦しい

LT「これ、あげる」

そう言ってオッパが私にネックレスを付けてくれた

「え…これ…オッパがいつもつけてるネックレス…」

LT「そう、俺がいつも付けてたやつ、これ付けていれば
いつも側に俺を感じられるでしょ？笑」

「うん…ありがとう…大切にする」

LT「うん、ありがとう」

え

急にオッパにキスされた

突然のことに頭が真っ白になった

でも、それを受け入れてる自分がいて
オッパの背中に手を回した